ねぎカモ食堂

2024年

3月

07日

さいきんは

今年の冬は暖かいので、庭の花がラッパを吹いているように

咲き乱れて、まるで春がきたようです。

 最近は仕事やなんやかやで忙しくて

このブログも放置していたのですが、昨日は確定申告も終わり

ほっとひと息ついているところです。

 

このところ仕事の合間に見てハマっているのが

「不適切にもほどがある!」というTBSのドラマで

脚本が宮藤官九郎ということもあって、面白いです。

 

金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』|TBSテレビ

 

阿部サダヲ演じる主人公が、タイムトラベルをして

1986年と2024年を行ったりきたりするのですが

二つの時代の空気や常識が微妙に違うので、そのギャップに

登場人物が身悶えする感じが面白いです。

1986年の描写を見ていて懐かしいな~!と思いました。

少女はみんな聖子ちゃんのようなヘアスタイルで

少年はツッパリファッションが恰好良かった時代。

 

そういえば当時、学校の授業中に教師がタバコを吸っていたなあ

とか、体罰も当たり前だったし

テレビではエロっぽいシーンが結構あって、現代にくらべて

雰囲気がおおらかでしたよね。

最近はコンプライアンスや、ジェンダーに抵触する表現は

「不適切」と認識されてしまう時代です。

 

どちらが良い悪いではなく

なぜ38年でこのように変化してしまったのだろう?

と考えると、経済が強い時代は、多少のリスクも気にしないところが

あったけれど、弱い時代はリスクヘッジが重要視されたりしますよね。

あとSNSの普及は大きいと思います。

一度炎上してしまうと、大事になって社会的信用を失ってしまう時代で

 社会が誰にでも優しくて安全な方向を目指している。

 

それが時には場の雰囲気を息苦しくしたり、ややこしくしたり

面白くなくしているのかもしれません。

現代人が感じているそんな息苦しさを、このドラマは

ガス抜きしてくれているのかも、と思いました。

 

そんなこんなで。。忙しい時ほど息抜きに

コンテンツに頼ってしまう私です。

 

2024年

2月

02日

ふくがんふくみみ

雪やこんこん、あられやこんこん。

大雪になりましたね。

先月の末、久しぶりに都心に出て

いくつかの展示とトークショーに伺ってきました。

 

・海外文学装画ワークショップ「東京創元社の本を描く」6 修了展

ギャラリーダズルが主催されている展示で

講師は装丁家・藤田知子さんと、東京創元社の編集者・佐々木日向子さん。

受講者の作家さんが、課題図書の装画がブラッシュアップされて

ゆく工程を丁寧にボードで説明されていて

なるほど、なるほど、、と拝見するのが面白いです。

そして最終的に描かれた装画の説得力と、藤田さんの素晴らしい

デザインワークを感じて、こんな熱いせめぎ合いを

私もまた装画の仕事で経験したいと思いました。

壁いっぱいに課題図書の世界観を表現した飾りが施されていて

その自由な遊び心が、いいな~と思いました。

 

・木内達朗さんの個展「FAST TRAVEL」

福眼でした。圧巻でした。さすが木内さん。

「FAST TRAVEL」とはゲーム用語らしく、過去に行ったことのある地点に

瞬時に移動するゲーム内コマンドとのことです。

ゲームとは一見無関係な、幻想的な映画の1シーンのような油絵で

夢かデジャブ―を見ているような気持ちになりました。

年明け早々、素晴らしい個展を見れて嬉しかったです。

 

・「装丁右往左往」

装丁家・緒方修一さんと装丁家・宮川和夫さんのトークショー。

伺ったら知り合いが沢山いたのですが、みなさん私と同じく

楽しみにしていたのだろうな、と感じました。

お二方の装丁家になった経緯や、普段の仕事への取り組み方

イラストレーターを起用するときに考えることなどをお話されて

それぞれの装丁家としての個性を感じ、とても面白く拝聴しました。

トークショー後の飲み会にも参加できて、あっという間の時間だったのですが

途中、隣の宮川さんに、ばしゃっとウーロン茶を倒してかけてしまい

水もしたたるいい男にしてしまいました。
申し訳なかったです。。

 

一番心に残ったお言葉は

緒方さん「売れなかったけれど良い本だったよね、と言われたい」

宮川さん「人の話の間を読むんだよ」(他人の話を一々真に受けて質問する

私に対して。宮川さんは装画塾の時の先生です)

 

でした。

この日は大いにインスパイアされて、楽しい一日を過ごせました。

 

海外文学装画ワークショップ「東京創元社の本を描く」6 修了展の図録
海外文学装画ワークショップ「東京創元社の本を描く」6 修了展の図録
「装丁右往左往」のトークショー(プライバシー保護の為、お顔にモザイクをかけさせていただきました)
「装丁右往左往」のトークショー(プライバシー保護の為、お顔にモザイクをかけさせていただきました)

2024年

1月

20日

だいかん

1月20日は、お正月に来てくださった年神様が

お帰りになる正月納めの日だそうで

一年で一番寒さが厳しい「大寒」でもあります。

さすがにここ最近は寒いですね~。

 

今年も平常運転ですが、年始にいただく年賀状が年々

減ってきたなと思います。

お聞きするとみなさん、年賀状終いしているようですね。

郵便料金が上がったのも一因なんでしょうか?

年賀状は、もう何十年もお会いしていない方々が

毎年くださったりしていてありがたいな、どうしているかな?と思ったりします。

 

今年は「新しいタッチのイラストを開発する」ことが目標です。

今まで描いていたイラストも、もちろん必要があれば描きますが

自分のイラストを今一度見つめ直してみて

「変化したい」と強く思ったからです。

どう変化するか、まだ未知数ですが。。。

みなさんにお披露目できましたら、よろしくお願いいたします。

 

そうそう先日、知り合いの展示を見たあとに

渋谷マークシティにあるストリートピアノを弾いてきました。

練習不足だったので、演奏はイマイチでしたが。笑

(映画「船上のピアニスト」の一曲)

消音装置がついていたのか、ふつうに弾いていると音が小さく

フカフカとしていて不思議なピアノでした。

次はもっと練習して、リベンジしたいと思っています♪

 

それはさておき

「木は生きている」11月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十七話 風土に適した自然素材の家づくり3

の挿絵を担当しました。

 

斫り屋(はつりや:コンクリートを切ったり削ったりする)を描きました。

 

2024年

1月

06日

新年あけまして

明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

今年の元旦は初詣に伺い

初日の出、初富士を近所の高台から眺めることができました。

近所の皆さんが50人くらい集まってきていて

ヒンヤリとした空気の中、茜色に染まる朝日を拝みました。

 

夕方に能登半島大地震が発生し

テレビでは大津波警報が出ていて、お正月気分が吹き飛んでしまいました。

元旦に大地震なんて、今までの人生で無かったので

こんな事が起こるんだと、信じられない気持ちで一杯でした。

 

私はちょうど新潟の義理の両親に新年の挨拶にと

電話をかけていた最中だったので、電話の向こうから

ガタガタガタと大きな音が聴こえてきて、驚きました。

新潟の両親はなんとか無事でした。

 

今回の地震に関連して、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

また被災された方々、救助を待っている方々、救助されている方々の

安全をお祈りし、お見舞い申し上げます。

 

人生、一寸先は闇と言いますが。。。

こういう事が起こると、リアルにそれを感じますね。

「今」を大事に生きていくしかないのかな。

 

2023年

12月

31日

ありがとうございました

ラジオのJ-WAVEで野村訓市さんの

「CLOSING TIME」をビールを飲んで聴きながら

大晦日の夜を過ごしています。

 

今年、お会いできた皆さま、お会いできなかった皆さまも

どうもありがとうございました!

お世話になりました。

来年は明るい平和な年になると良いですね。

 

今年のクリスマスイブはケーキとチキンとシャンパンで

久しぶりにベタなクリスマスを楽しみました。

写真を撮ったので、SNSでアップしようかと思った矢先。。

ガザのニュースを見て、なんとなく罪悪感を抱き

結局アップできませんでした。

 

世の中の人が皆そんな風に動いてしまうと

世の中全体が暗くなってしまって、それもどうなんだろう?

なんてことも考えて、世の中が暗くなってしまうと

経済も悪化してしまうのではないか?と思い

何が正しいのかよく分からなくなってしまいました。

 

そして、ウクライナやガザの戦争は、アメリカが絡んでいるから

日本でもニュースになって報道されているけれど

そうじゃない戦争や紛争なんて、いつも世界のどこかで起きていて

ではその戦争は無関心でいいのだろうか?

なんて考えると、自分の中にあるちっぽけな偽善を感じました。

 

世界の紛争地域、人権侵害、貧困の問題が無くなり

世界中の人々が人間らしい生活を取り戻せますように。

 

そして私は私で楽しめる時に楽しんで

毎日を大事に生きたいなあ、と思いました。

来年は楽しむぞ~~!

 

皆さん良いお年をお迎えください☆

来年はどちらかでお会いできたら嬉しいです。

 

今年散歩して見つけた、一番気に入った花(馬酔木)
今年散歩して見つけた、一番気に入った花(馬酔木)

2023年

12月

10日

じゃぱとら10月号挿絵

もう今年も年の瀬ですね。

野川べりのススキの綿毛が一面にゆらぎ

もみじも真っ赤に染まっています。

 

私は年末になって今年の疲れが出たのか?腰と肩に痛みが出ていて

仕事明けからゆるりと過ごしています。

とはいっても年末なんで、やらなきゃいけない事が多いのですが。。

みなさんも忙しく過ごされているのでしょうか?

 

今年は色々と悩み多い年でしたが

その分、内省をしたり物事をじっくり考える機会にもなったので

そういうチャンスを与えられたのかな、と良い方にとらえようかと思っています。

そしてしんどい時に、相談にのってくださった皆さま

その節は本当にありがとうございました!

そういう方が周りにいてくれる、というのはありがたいことです。

また嬉しいことも幾つかあって

そういったことに、感謝して生きていける自分でありたいなぁ

と思っています。

 

それはさておき

「じゃぱとら」10月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十七話

風土に適した自然素材の家づくり2

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:「土地の米には土地の水」というのを表現しました。

挿絵2:高校生の主人公が野球で国体に出場しているシーン。

 

2023年

11月

17日

じゃぱとら9月号挿絵

昨今の世の中は、ウクライナとロシアの戦争にくわえて

イスラエルとハマスの戦闘など

なにかとキナ臭くなってきていて

ニュースを見ていると、悲しくなる今日この頃です。

 

今の自分の生活とはかけ離れた、どうしようもない悲劇が

世界でいくつも起きています。

私は平和を祈ることぐらいしかできず

自分の周りは、淡々とした日常が続いていっています。

 

台湾有事がささやかれているので、日本もどうなるか?

わかりませんが、アメリカと中国が歩み寄りの努力をしているようなので

良い方向に向かってくれることを願っています。

先日のサンフランシスコでのバイデン&習近平会談は

台湾問題は平行線だったとのことですが。。

会談なんてパフォーマンスで、実務は水面下で行われるのでしょうね。

 

暗い話はこれくらいにして、先日近所の武蔵野公園で開催された

「はらっぱ祭り」というものに行ってきました。

ローカルな野フェスなんですが、ステージではバンドのライブもあって

知り合いの美味しいうどんやイカ焼きの屋台や

チベット、アフリカ、シンガポール料理のお店なども出店していて

なかなか楽しめました。

 

ニュースで、会場で大麻グミ事件が起きていたことを知り、驚いたのですが

そういえば救急隊員がいるのはなぜだろう?と思いましたが

事件に巻き込まれた被害者の救護だったのかもしれません。

一歩間違っていたら、私もグミを食べていたのかも。。と思うと

ヒヤッとしました。

 

悪霊退散~~!

世の中明るくなることを願って、せめて私は明るく生きていきたいと思います。

 

それはさておき「じゃぱとら」9月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十七話 風土に適した自然素材の家づくり1 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:某有名アニメ番組を観る主人公(紆余曲折あり、監修の問題により

このような表現に落ち着きました)
挿絵2:飫肥城跡の杉林

 

2023年

11月

03日

じゃぱとら7月号挿絵

秋が深まってきましたが

皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。

 

最近、仕事の合間にネットフリックスの作品を観るのが

日課になっているのですが、今さらですが

「NANA」(原作・矢沢あい)というアニメにハマっています。

映画化された当時は社会現象になるまで流行っていましたが

なぜか完全にスルーしてしまい。。。

先日、ふと見出したら止まらなくなり、昨夜の納品明けに

立て続けに10話分観てしまいました。笑

 

主人公、奈々とナナという同名の女の子二人の同居生活から始まる

恋愛と友情とロックとファッションを描いた作品です。

 

作品紹介 NANA | 集英社 Cookie (shueisha.co.jp)

 

今のアニメと違って、心理描写がしっかりと描かれているところや

登場人物のキャラ立ち、セリフ回しの上手さやファッションセンス

ライブシーンのカッコよさなどが魅力的で

パンクバンドなんて、今の時代、化石のようなイメージですが

それも懐かしくて新鮮でした。

そして携帯電話がガラ携で、アンテナが付いていました。

そいうえば、昔の携帯ってこんな形してたなぁ。

こんな稀有な少女漫画が2000年当時存在したのですね。

時代を超えて魅力的なコンテンツに出会えて、楽しいひと時でした。

 

それはさておき

「じゃぱとら」7月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十六話

古民家の物語をつなぐリノベーション3

の挿絵を担当しました。

挿絵1:ロックバンド、レッド・ツェッペリンが好きな主人公

挿絵2:彼女と二人で食べたパンナコッタ

 

2023年

10月

15日

ありがとうございました

なにかとバタバタとしていて、お礼が遅くなり

すみませんでした。

すっかり秋ですね~。

今日は近所の秋祭りに行ってきました。

屋台の食べ物って、どうしてこんなに美味しいんでしょ。

 

10月1日までギャラリーDAZZLEで開催されていた

「リンクリンクポスター展」は

多くのお客様にお越しいただいて、おかげさまで

盛況のうちに終了いたしました。

お越しいただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま

どうもありがとうございました!

 

今回、アートディレクターの小林真理さんとベアを組み

環境問題と世界平和をテーマに制作したポスターを制作しました。

暑い夏の頃、バッタやちょうちょなどの虫を一生懸命描いたのが

思い出されます。。

イラストを大きく扱ったデザインにしてくださったとのことで

そのようなご配慮が嬉しかったです。

どうもありがとうございました。

 

2023年

9月

24日

リンクリンクポスター展

明後日から開催される「リンクリンクポスター展」に

参加しています。

 

ギャラリーDAZZLE

about | gallery DAZZLE (gallery-dazzle.com)


9月26日(火)~10月1日(日)12:00~19:00

(最終日は17:00まで)

☆9月26日(火)18:00~ トークショーがあります。

 

私はデザイナーの小林真理さんとペアを組み

「世界平和」と「環境問題」についてポスターを制作しています。

ウクライナとロシアの戦争など、地球の人間も環境も

脅かされつつある昨今、考えていきたいテーマです。

 

今回の展示、諸事情によりトークショーしか参加できそうもなく

大変申し訳ございません。

他のクリエイターの皆さんの作品も、どれも素晴らしい出来なので

よろしかったらお立ち寄りください。

 

2023年

9月

18日

ほんをつくる

9月の後半なのに東京は今日、猛暑日だそうです。

空にはウロコ雲が見えて、秋らしくなってきたような。。

猛暑ですが。笑

 

最近、稲泉連さんの『「本をつくる」という仕事』/ちくま文庫

という本を読んだのですが

一冊の本の成り立ちを「文字」「紙」「校閲」「装幀」などから

それぞれの専門分野の方に、丁寧に取材してまとめた読み物で

なかなか面白く勉強になったので、ご紹介しておきます。

 

筑摩書房 「本をつくる」という仕事 / 稲泉 連 著 (chikumashobo.co.jp)

 

こちらの本、所属している日本図書設計家協会のデザイナーの方から

プレゼントしていただいて、ありがたく思いました。

 

今、私たちが読んでいる本の「文字」ですが

もとは明治時代に「活字」といって、職人が金属を彫って作った文字

一つ一つを組み合わせて印刷していました。

その文字がとても美しかったそうなのですが、時代とともに

フォントとしてデータ化され、その美しさが損なわれてしまったそうです。

そこで「平成の大改刻」という文字全体を作り直す作業を

大日本印刷の方々が7年もかけてやり遂げたそうです。

 

明治時代の職人から現代のデザイナーによって文字は美しさを宿し

本として印刷され、私たちはそれを当たり前のように読んでいます。

とても静かで熱い愛情と努力が

一つの「文字」に込められているのだなと思いました。

 

本が好きな方、そうでない方でも楽しめる読み物だと思います。

 

それはさておき、「じゃぱとら」6月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十六話 古民家の物語をつなぐリノベーション2

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:父親を見舞う主人公

挿絵2:鑿(のみ)を研ぐ

 

2023年

9月

03日

じゃぱとら5月号挿絵

9月に入りましたがまだまだ暑いですね~ヘロヘロ。

とはいっても朝晩は涼しくなり、寝やすくなった気がします。

 

8月31日はスーパームーンといって

地球と月の距離が近くなり、満月が大きく明るく見えるというので

夜ベランダに出て、ビールを飲みながら月を眺めていました。

本当に大きく煌々とした月で、庭の草木もぼうっと照らされていました。

 

猛暑が長かったこともあり、この夏はあまりでかけず

近所を散策するぐらいで、家でイラストばかり描いて過ごしました。

(と毎年書いている気がします・・・)

以前から行きたかったプロペラカフェという調布飛行場のレストランに

行きましたが、セスナ機やヘリコプターが間近で見れて楽しかったです。

動物カフェはよく聞くけれど、飛行機カフェってなかなか無いですよね。

子供連れのお客さんが多かったので、レストラン内は阿鼻叫喚でしたが。笑

 

飛行場は戦争中、陸軍が使用していたので

近くには掩体壕(飛行機を爆撃から守る壕)などが残っていて

またそのすぐ近くには新選組の近藤勇の生家跡とお墓があり歴史を感じました。

引っ越して6年ですが、近所でも意外と見落としているものが

まだまだあるなと思いました。

 

それはさておき

「じゃぱとら」5月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十六話 古民家の物語をつなぐリノベーション1

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:大工道具袋を父親からプレゼントされる

挿絵2:東京でギタリストになった主人公

 

2023年

8月

14日

入選しました

台風が来ていますね・・・

お盆休み、皆さんはどう過ごされているのでしょうか?

私はゆるゆると家の断捨離でもしようかと思っています。

 

ところで先日のギャラリーハウスMAYA主催の

「装画を描くコンペティションVol.22」で入選をいただきました。
審査員の方々、ギャラリースタッフの皆さま

どうもありがとうございました!

惜しくも賞は逃しましたが、これまでは最終選考にも選ばれなかったので

私的には前進できて嬉しかったです。

装画コンペvol.22 | GALLERY HOUSE MAYA (gallery-h-maya.com)

 

今回は課題図書「アンネの日記」/アンネ・フランクと

自由課題「不思議の国のアリス」/ルイス・キャロルの2点で応募しました。

「アンネの日記」は皆さんよくご承知だと思いますが

実在の人物アンネ・フランクの残した日記を書籍化したものです。

 

当時のユダヤ人がナチスの迫害を受けて、隠れ家生活を余儀なくされていた

現実を14歳の少女が必死に受けとめながら

その輝くような「生」を書き記しているものです。

ある時は少女らしい感情的な文章が

ある時は少女とは思えないような達観した思索が

生き生きとした文章で綴られていて、心を揺さぶられました。

 

私が一番感銘を受けたのは

「たとえ嫌なことばかりでも、人間の本性はやっぱり善なのだということを

私は今でも信じています。」

という一文です。


当時のホロコーストにおいて(戦争の末端はどれも同じですが)

はたしてユダヤ人を大量虐殺したナチス党員は皆、極悪人だったのだろうか?

と考えると、私と同じ凡庸な人間が多かったに違いないと思うのです。

もし私が当時のドイツに生まれて、しかも男だったなら

どういう形でも、はたしてホロコーストに加担していなかっただろうか?

と考えると、この歳までそういう事に加担しないでこれた人生に

感謝しかないのです。

人間というのは弱くて、その時の状況によっては誰しも

ナチス党員になってしまう危険性をはらんでいる存在なんじゃないだろうか?

と思うことがあります。

だから一番迫害を受けている立場の少女の

「人間の本性は善だと信じている」という言葉は、本当に泣けました。

 

この課題図書で入選できて、本当に嬉しかったです。
これからも精進していきたいと思いますので

どうぞよろしくお願いいたします。

 

課題図書「アンネの日記」/アンネ・フランクの装画
課題図書「アンネの日記」/アンネ・フランクの装画
自由課題「不思議の国のアリス」/ルイス・キャロルの装画
自由課題「不思議の国のアリス」/ルイス・キャロルの装画

2023年

8月

03日

きんちょうのなつ!

暑中お見舞い申し上げます。

猛暑が続いていますが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

 

7月のはじめに、ピアノ教室の発表会があったのですが

ドビュッシーの「アラベスク」という曲を弾きました。

「アラベスク」とは西洋の唐草模様のことなのですが

その唐草を表現するような、たゆまなく流れるような旋律が美しい

ドビュッシーの代表曲の一つです。

 

最初はわりと簡単に譜読みができたので

楽勝かなと思っていたのですが

練習してゆくうちに、その奥深い難しさを感じてしまい

苦手意識があったせいか、発表会当日はスッテンころりん。。。

ミスタッチではなく、事故というほどの失敗をしてしまい

ほろ苦いデビューとなりました。

正直この半年ずっと練習をしてきたので

自分のふがいない演奏に悔しくて、へこみました。

 

お客様の待つ舞台に出てピアノに向かうと

頭が真っ白になり、手がこわばってガタガタと震えているのが分かり

曲を弾くのが精一杯でした。

プロのピアニストはもっと多くのお客様を前に、超絶技巧の曲を

自分なりの音楽性を持って弾いているのだから

凄いですよね。

 

ただ生まれて初めて「スタンウェイ」という最高級のピアノ

(プロのピアニストが選んだピアノとのこと)を弾けたのが嬉しくて

リハーサルの時はその音色を楽しみながら、リラックスして弾けました。

本当に深くて美しい音色で、自分のピアノが

上手くなったような気がしました。

そして他の参加者の皆さんの曲もお聴きして

可愛いな、懐かしいな、上手いな~と、楽しませていただきました。

 

大勢の人の目を感じると緊張してしまう私の性格は

なかなか変えられるものではないと思いますが

絵描きの作品は、部屋の中で表現してタイムラグを経て

人々の目にさらされるので、私にはそういうワンクッション置いた

表現方法が合っているのだな、とあらためて分かったのが収穫です。笑

 

でもピアノは大好きなので、これからも

私なりに楽しんで続けられたらと思います♪

 

彩葉会(発表会)の写真です。写真のお花を分けて頂いて帰りました。
彩葉会(発表会)の写真です。写真のお花を分けて頂いて帰りました。

2023年

7月

02日

じゃぱとら3月号挿絵

ムシムシしますね・・・

梅雨まっさかりですが、皆さんお元気ですか?

 

所属している日本図書設計家協会の総会が無事終わり

仕事もひと段落し、ひと息ついているところです。

 

実は3年半ほど前から

糸井重里さんの「ほぼ日手帳」に

毎日のちょっとした出来事を書き留めているのですが

もし私が今、急死してしまったら誰かにこの手帳を読まれてしまうのか?

と考えたら、本当の本音なんて書けないと思い

結局ポジティブな言葉が多くなってしまうのは

私の悲しい性なのかもしれません。笑

 

とある一日の日記↓

 

庭に溜まっていた枯れ木などをゴミ出し。朝、ごみ出しをしている時

つつじ会のKさんが自転車で通り、ご挨拶した。お元気そうでよかった。

一日に一つ、自分のイラストの仕事が来るための努力をしようと

ツイッターに以前、仕事で描いた吉野杉のイラストをUPし

只見に行ったことをつぶやいた。

こういう小さいコツコツとした努力が大事なのだろう。

メロンが美味しい。

 

今までの文脈を無視して末尾に「メロン」というのが

我ながら天然だと思います。(他人にもよく言われますが)

ただこんな風に書き留めておくと、後で見返した時に

Kさんの笑顔とか、そうかこの頃は必死に気持ちを立て直そうとしていたよな

とか、メロンの甘い味を思い出すことができて

味わい深いのです。

今どき、日記を書いている人ってどのくらいいるのでしょうか?

一度、誰かと日記談義をしてみたいです。

 

それはさておき

「じゃぱとら」3月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十五話 古材を使う新しい家づくり3 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:モデル住宅
挿絵2:夕暮れの瀬戸大橋

 

2023年

6月

09日

じゃぱとら2月号挿絵

東京もとうとう梅雨入りしましたね。

庭のヤマボウシの木に、白い帽子(花)がいくつも咲いています。

昨日まで新潟に帰省していたのですが、いつも帰省だけではもったいないと

福島県の只見地方に寄り、温泉に一泊してきました。

 

福島の郡山は父親のふるさとがあり、ゆかりのある土地なのですが

南会津は初めてで、山や川、田んぼや森林ばかりの日本の秘境といった感じで

美しい景色を楽しめました。

 

いつも思うのですが、「山・森・田んぼ」という同じ構成でも

土地によってまったく違う景色に見えるのですよね。

新潟と福島は近いけれど、やはり違うし

千葉や埼玉も違う気がします。

南会津の「山・森・田んぼ」はブナの木が多いせいか

柔らかくこんもりとした緑がサワサワしていて、とても気に入りました。

 

温泉に入った後、イワナの塩焼きや山菜の煮つけなど山の幸を食べて

日本酒(会津のお酒は美味しい!)を飲んで後は寝るだけ。。

こんな生活を年2回くらいしても

バチはあたらないだろう、と思います。

 

それはさておき

「じゃぱとら」2月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十五話 古材を使う新しい家づくり2 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:理科大の主人公がアルバイト先のバーで、化学の実験のように

カクテルを楽しむイメージ

挿絵2:生涯の伴侶との出会い

 

2023年

5月

15日

じゃぱとら1月号挿絵

最近週末は雨ばかりですね。

雨のしずくで、せっかく咲いたバラの花が首をかしげています。

 

そんな雨の週末、3年ぶりに学生の頃の友人と再会しました。

コロナ禍の中、お互い親の介護などで遠慮していたら

あっという間に3年が経ってしまいました。

かれこれ40年の付き合いなのですが

こんなに会っていなかったのは初めてだったので

会えた時の嬉しさはひとしおでした。

 

この友人は、子供の頃から

しゃべっていてウマが合うのもそうなのですが

高校と大学が一緒だったり

私が紹介した会社の同僚と結婚したり

私の兄は知的障害者だったのですが、彼女も障害者福祉施設で働いていたり

偶然とはいえ、なんとなく不思議なご縁を感じています。

そして再会した私に「まったく変わっていなくて嬉しい」

と言ってくれました。

 

春野菜の天ぷらをアテに焼酎を飲みながら

宝物のような時間を過ごせたのは、コロナ禍があったからなのですが

私にとって、人生の中で「こういうもの」が一番大切なんだなと

年を取るのも悪くないなと思えた夜でした。

 

それはさておき

「じゃぱとら」1月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十五話 古材を使う新しい家づくり1 の挿絵を担当しました。

任天堂の初代ファミコンを描きましたが、初代コントローラーのボタンは四角だったとか、1990年代のツッパリが乗っていた原付バイク、服装、ヘルメットの形などまったく無知だったので、家族が詳しくて助かりました。

 

挿絵1:当時流行ったお菓子をおやつにファミコンを楽しむ主人公

挿絵2:不良っぽくなった高校生の主人公

 

2023年

5月

03日

じゃぱとら12月号挿絵

少しご無沙汰していました。

GWになりましたね~。

みなさん、楽しくお過ごしでしょうか?

新型コロナウィルスも5類になり、行楽地もさぞ賑わっていると思います。

 

今年も近所で美味しいものを食べたり(初めてビリア二を食べました)

庭の木の剪定をしたり

地味に過ごすGWになりそうです。

(フリーランスは好きな時にGWをとるのですよ)

 

滞っている仕事のご報告ですが

「じゃぱとら」12月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十四話 住文化を繋ぐ3 の挿絵を担当しました。

 

昨年から音楽をテーマにイラストを描きたいと思って

仕事の合間に少しずつ描いているのですが

偶然にもレギュラーのお仕事で、一つの楽曲をテーマにしたイラストを

描くことができました。

とても嬉しかったです・・!

 

「この道」/北原白秋作詞/山田耕筰作曲 

 

この道は いつか来た道

ああ そうだよ

あかしあの花が咲いている 

 

という冒頭の歌詞から、シンプルにあかしあの花を描いてみました。

 

挿絵1:新しい木材と古材を融合して建てた「新民家」

挿絵2:あかしあの花

 

2023年

4月

04日

ひとだんらく

桜がもう散り始めていますが

今年は満開の時期が早かったですね。

 

実は3月中旬に大腸カメラの検査をして

昨年に続き、ポリープが見つかったので切除しました。

ポリープってこんなにポコポコとできるものなんだと驚いています。。

 

よくある話みたいなので、あまり気にしないようにしていますが

腺腫といって、ほっておくと勝手に大きくなって

大腸がんになる可能性があるポリープなので

早めに切除するのだそうです。

皆さんも内蔵に違和感を感じたら、早めに受診されることを

おすすめします。

 

そして地元の自治会 つつじ会の総会が、一昨日無事終わり

この一年間の肩の荷が降りた気がします。

会長として5人の班長さんをまとめる、という視点は

主観を、自分を含めて客観に変化させなければならないので

人間関係の勉強になった気がしました。

私は口下手なので、いつも台本を用意して会議に臨んでいましたが

人前で話すことに少し抵抗が無くなったのが

収穫だった気がします。

 

色々なことがチャレンジでしたが

近所の情報が色々と分かり、知り合いも増え仲良くなれたので

今まで地元に浮草のように生息していたのが

ちゃんと根を下ろして生きられるようになった気がします。

5人の班長の皆さま、つつじ会の会員の方々、関係各所の皆さま

ありがとうございました。

 

少し休息して

本業のイラストはこれからも進化させたいですし

所属している日本図書設計家協会の監事にもなったので

4月からはまた新しいタームに入ります。

 

秋に植えた庭のチューリップが咲きました。
秋に植えた庭のチューリップが咲きました。

2023年

3月

08日

わらう

春らしくなりましたね~。

とはいえ、花粉症の方々は大変な季節を過ごされているので

どうかお大事にしてお過ごしください。

 

前回のブログでも書きましたが

何かと忙しい日常でふと

最近あまり笑っていないな、と感じていました。

 

そう思ったら無性に笑いたくなり。。。

ヘアサロンで偶然読んだ雑誌でマンガ特集をしていたので

そこで取り上げられていたマンガを

ヘアサロンの帰りに発作的に買ってしまいました。

昔、一冊のマンガに心を躍らせて楽しんでいたのを思い出したからです。

 

本屋で探してもなかなか無いので、店員の方に探してもらったら

「お取り寄せになりますね」と言われました。

本当に人気があるのだろうか?と、雑誌の編集に疑問を持ちましたが

一冊だけあったのでその本を買いました。

 

「女の園の星」/和山やま 祥伝社

「女の園の星」特設サイト (shodensha.co.jp)

 

部屋で読んでいたら、独特の間とユーモアのセンスが絶妙で

「ふははははは!」と笑えました。

久しぶりに沢山笑いました。

女子高校に通う星先生という男性の日常を

くだらなく淡々と描いているのですが

よくここまで面白くストーリーを作れるなと思います。

 

マンガはいいですね、笑えます。

皆さんは最近、どんなことで笑っているのでしょうか?

 

それはさておき

お仕事のご報告をさせてください。

「じゃぱとら」11月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十四話 住文化を繋ぐ2

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:高校生の主人公が自転車通学しているシーン

(ブログのネタとかぶっていますね)

 

2023年

2月

20日

ひといき

まだまだ寒い日々ですね。

皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

年末から続いていた怒涛のような忙しさが

やっとひと段落しました。

忙しい最中は、終わったら何をしようか?と思案して

それをニンジンのようにして頑張ります。

 

今回の仕事明けは、パーツだけ買って作っていなかった

イヤリングを制作しました。

普段は絵を描くことに集中していますが、こんな簡単な工作のようなことを

しているとワクワクして楽しいです。

イヤリングは買ったりもしますが、自分でパーツを買って作ると

安上りなんですよね。(すぐ壊れてしまいますが)

貴和製作所というビーズ屋さんがあって、時々ビルのテナントで

見かけるようになりました。

アンティークビーズからスワロフスキービーズ

工作キットや教本など何でも揃っているので

自分の好みのアクセサリーが作れると思います。

 

また明日から仕事モードに入るのですが

ふと、こんな気持ちで最近イラストを描いていないな

こんな気持ちで描ければいいのにと我に返りました。

気持ちが緩んだ時に感じることは、発見が多いです。

 

それはさておき

滞っていたお仕事のご報告です。

「じゃぱとら」10月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十五話 住文化を繋ぐ1の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:主人公が子供の頃、家の階段を机代わりにして遊んでいる風景

挿絵2:山川みかんで有名な福岡県みやま市のみかん街灯

 

2023年

1月

21日

あべべ

寒くなりましたね。

これから東京も氷点下になる時間があるそうで

皆さん、体調に気をつけてお過ごしくださいませ。

最近は仕事で忙しくしていて、あまり外に出ていないのですが

先日、中目黒にあるエチオピア料理を食べに行ってきました↓

 

クイーンシーバ エチオピアレストラン (Queen Sheba) - 中目黒/アフリカ料理 | 食べログ (tabelog.com)

 

中目黒は最初に就職した広告代理店があり

通勤していたことがあるのですが、久しぶりに行ったら

その様変わりぶりに驚きました。

私が通勤していた頃は閑静なビジネス街という感じでしたが

駅前はお店が沢山立ち並び、開けたな~と思いました。

 

さてその中目黒駅から歩いて7分くらいのところにある

「クイーンシーバ」というお店ですが

出てくる料理が全て未知との遭遇的な(今まで味ったことがない)味で

世の中にはこのような味を好んで毎日のように食べている国民がいるのだと

世界の広さを感じました。

 

その中でも「インジェラ」という、クレープのような食べ物があるのですが

テフというイネ科の穀物の粉を水で溶き、数日発酵させてから

大きな鉄板にクレープ状に広げて焼いたもので

それにマトンの煮込みやカレーをくるんで食べる料理が有名なようです。

このインジェラが本当に独特の香りと味がして(草のような?)

さらにマトンやヤギの独特な臭みのある肉の煮込みとコラボすると

心は遥かエチオピアの空に飛んでいるのです。

臭みのある料理が多いせいか、いたるところに香菜が使われていて

コーヒーにも香菜が入っていました。

 

裸足のマラソンランナーとして有名なオリンピック二冠に輝いた

「アベベ・ビキラ」の名前がついたカクテルがありました。

カクテルにその名前を残すなんて、やはり国民の英雄なのですね。

カナダ人のお客さんが「サモサ」を指して、「これはインド料理だろう」と

鋭い指摘をしていたのが面白かったです。

 

エチオピア料理は好き嫌いがはっきりする料理だと思いますが

クセになる美味しさはあると思うので、ご興味がありましたら。

 

店内の様子。シマウマの全身皮は初めて見ました。
店内の様子。シマウマの全身皮は初めて見ました。
これが「インジェラ」というエチオピアの国民的料理です。
これが「インジェラ」というエチオピアの国民的料理です。
ヤギと鶏のシシカバブ
ヤギと鶏のシシカバブ

2023年

1月

06日

はつふじ

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします

 

年末年始はありがたいことに、お仕事に恵まれ

年賀状の発送が遅れてしまっています。

すでに頂いている皆さま、すみません。

寒中見舞いのご挨拶になってしまいそうで失礼いたします。

 

せめて初詣ぐらいはと思い

元旦に近所の神社に初詣に参ってきました。

途中、見晴らしのよい場所があるのですが

初富士を見ることができました。

朝日でやわらかい茜色につつまれた富士山は美しくて

年明け早々福眼でした。

 

一年の計は元旦にあり、ということで

今年は引き続き、自分のイラストを進化させたいのと

街のストリートピアノを弾きに行きたいです。

 

先日、渋谷と原宿にアップライトですが

ストリートピアノを見つけたので(そして観客があまりいない)

私のデビューにはうってつけかな?と思いました。笑

都庁の思い出ピアノは猛者がいっぱい弾きにきているので

緊張してしまいそうです。(観客も多い)

その話をピアノの先生にしたら「あら、じゃあ7月の発表会に出たら」

と言ってくださって、子供たちに混じっておばさんがホールで

スタンウェイ(超一流メーカーのピアノ)を

弾くことになりました。

まずはストリートピアノで度胸をつけておかねば。。

 

皆さんの一年も、幸多いことを願っています☆

今年もどちらかでお会いできたら

よろしくお願いします。

 

2023年元旦の初富士です。
2023年元旦の初富士です。

2022年

12月

30日

としのせ

気がついたら年の瀬ですね。

今年お会いした方も、お会いできなかった方も

色々とお世話になりました。

ありがとうございました!

 

年の瀬もなんだかんだ慌ただしく過ごしていて

年超しの仕事をしつつ、このブログを書いています。

 

日本を含め世界情勢を見ていると

ロシアのウクライナ侵攻など

あまり楽観視できないところがありますが

来年は平和な方向に向かってくれることを願っています。

今年もコロナの影響や、物価の高騰で

生活に不自由さを感じることもありましたが

その中でも楽しい事や嬉しい事などもあったので

個人的には充実した年になりました。

 

〈今年の出来事ベスト3〉

 

1位 上級救命講習を受講した。

これは町内会の会長の役目を授かって、街のAEDの設置場所について

市に要望をしたところ「AEDは、地域で使える人材を育成する事も大事です」

という市長さんからいただいたお言葉に興味を持ち、受講してみました。

人工呼吸やAEDの使い方など、救急車が来るまでの応急処置を習いましたが

貴重な知識を得られました。半日で受講できるのでよかったら~。

 

2位 ペーターズギャラリーコンペで最終選考まで残った。

原宿にあるペーターズギャラリーの「人物」をテーマにしたコンペです。

コンペはなかなか通らないのですが。。笑

峰岸達さんの最終選考に選んでいただけたのは、ありがたく嬉しかったです。

 

3位 車を買った。

中古ですが、新潟に帰省するために思い切って買いました。

来年はペーパー教習を受けますが、せめて新潟で運転できるようになりたいです。

 

それはさておき

今年最後のお仕事報告です。

「じゃぱとら」9月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十四話 古材は宝石4 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:アメリカ人の建築デザイナーが日本の古材(古民家の梁など)

に触れているところ

挿絵2:古民家カフェ

 

来年もよろしくお願いいたします。

皆さん、良いお年をお迎えください!^^

          

2022年

12月

17日

あの時の「あ」

昨日、装丁家の緒方修一さんが司会をされていた

矢内原美邦さん(演出・振付師)×和久田頼男さん(岸田國士戯曲賞事務局長

・編集者)×伊勢華子さん(作家・13F発行人)のトークショー

『あの時の「あ」』に伺ってきました。

 

まず渋谷の公園坂裏の変貌ぶりに驚きました。

MIYASHITA PARKのところには新橋のような

「渋谷横丁」という庶民的な飲み屋が計画的に作られていて

なんだか映画「ブレードランナー」を思い出しました。

 

そこを通り過ぎて、おしゃれな渋谷キャストアパートメント

というところでトークショーは行われたのですが

のどかな東小金井から出てきた私には

「おしゃれ過ぎるっ。でもなんだか刺激的!」と

最初から最後まで刺激を受けつつ、あっという間の一時間でした。

コーヒーをご馳走になりながら

ゲストの矢内原さんの「記憶」という言葉をテーマに

トークショーは進められました。

 

「ダンスでは一秒で表現できる事を、言葉に置き換えると

そうはいかない。でもそういう表現をこれからもしていきたい」

とおっしゃっていたのが心に残りました。

(矢内原さんの舞台は言葉をテーマに構成されたものがあるそうです)

 

心に風穴を開けてくれるのは、いつも「言葉」だったし

「文章」って最高の表現手段ではないか?と個人的には思っていたので

「言葉」にこだわる矢内原さんの気持ちは少し分かる気がしました。

彼女の少しブロークンな話し方が印象的で

自分に正直に生きて、表現されている方なのかな?と感じました。

 

定期的に発行されている「13F・OLDNEWS」を頂いて帰り

変貌した渋谷とともに、年末の楽しい思い出になりました。

 

ところで、滞っていたお仕事のご報告です。

「じゃぱとら」6月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十三話 古材は宝石1 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:妹をあやす主人公の男の子

挿絵2:お世話になった先生の弁護士事務所の女性に恋心を抱く

 

2022年

12月

05日

「じゃぱとら」5月号挿絵

師走ですね。

気がつけばこのブログも一か月放置していました。

新型コロナウィルスの感染もまた広がってきているみたいですが

みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

 

何だかんだ慌ただしい日々を過ごしていて

今年もあっという間の一年でした。

といっても仕事を沢山していたという訳ではなく

地元の自治会の会長になったり、所属している日本図書設計家協会の

手伝いをしたり、新潟にちょくちょく帰省していて

どれも「他利」に動くことが多い一年だったと感じています。

 

特に自治会の会長の役目はこれまでの意識を変えてくれて

私は子供がいないこともあり

これまでは、ただひたすら仕事と家族や知人友人の事を考えて

過ごしてきたのですが、家の周りの人々、地域で今起きている事

地域の行政などに目を向けるきっかけになりました。

今まで地域と隔絶した生活を送っていたんだなあ~

と改めて自分を俯瞰して見れて

そういった住んでいる地域のより良い環境作りがあった上での

生活や仕事なのだと感じています。

 

先日、自治会の一斉清掃があったのですが

皆さん毎年参加されていて、恥ずかしながら私は班長になるまで

一度も参加していませんでした。

そんな私が「皆さんお掃除お願いします。」とアナウンスして

いるのですから、不思議なものです。笑

三々五々、町のあちこちから大人はもちろんのことご老人やお子さんが

ちり取りとほうきを持ってきて掃除をしている姿を見て

温かい気持ちになりました。

そういった人々の善意で町は守られているのだなと。

 

それはさておき

「じゃぱとら」5月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十二話 技と心を後世に繋ぐ4

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:居酒屋で語る父と息子

挿絵2:岐阜県加茂郡にある本覚寺の本堂に描かれた昇竜

 

2022年

11月

11日

「じゃぱとら」4月号挿絵

気がついたらもう11月です。

 

先日、家の近所の公園で「はらっぱ祭り」という

ローカルフェスのようなものを開催していたので

お昼がてら遊びに行ってきました。

食べ物の屋台や、フリマのようなものが立ち並び

野外ステージでは音楽ライブもしていたので

地元の人々が沢山集っていて賑やかでした。

そして家の近所でこんなフェスが開催されていたとは!

という静かな驚きを感じました。

 

お祭りって日常のガス抜き作用みたいなものがあると思います。

とても楽しいというものではないけれど

何となく楽しいんですよね。。

カレーうどんを食べて、ホットワインを飲んで

外国人バンド(外語大が近いからでしょうか?)の演奏を

まったりと聴いていたら楽しい気分になりました。

 

それはさておき、仕事の報告が滞っていたので

ご報告させてください。

「じゃぱとら」4月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十二話 技と心を後世に繋ぐ3

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:古民家の囲炉裏とけむり

挿絵2:岐阜県下呂市にある東林寺

 

2022年

10月

24日

イタリア協奏曲

肌寒い季節になりましたね。

今日は雨の中、コンペに作品を出しに行ったり

新目恵さんの個展に伺ったりしました。

新目さんの植物の作品、ひんやりとした光と空気を感じる

とても美しいイラストで福眼でした。

原宿のHBギャラリーで開催中です。(11月26日まで)

 

HB Gallery | Schedule

 

前回のブログで「音楽」をテーマに作品を描くと書きましたが

J.S.バッハの「イタリア協奏曲」をテーマに描いたイラストが出来ましたので

よかったらご覧ください。

 

1700年代前半に作曲されたこの作品。

その頃に作られた曲とは思えないほど前衛的で

バッハの作品の中でも好きな曲なのですが

当時、イタリアは音楽の先進国だったので

そんなバッハのイタリアへの憧れも感じます。

当時はチェンバロで弾いていました。

前回はグレン・グールドさんのピアノ演奏だったので

今回は植山けいさんのチェンバロ演奏をコピペしてみました↓

 

(604) Bach : Italien Concerto BWV971 1st mov バッハ:イタリア協奏曲 第1楽章 - YouTube

 

2022年

10月

07日

おんがく

秋の日はつるべ落とし、と言いますが

本当に日が暮れるのが早くなりましたね。

そして肌寒いくらいの陽気になりました。

連休はまた気温が夏にもどるそうで

皆さん、体調管理に気をつけてお過ごしください~。

 

私は今まで「自分のイラストで何を表現したいのか?」

といういわば制作の「骨」のようなものを、今一つ曖昧なままにして

イラストを描いてきてしまったので

「どういう世界観を表現するか?」ということを

この夏の間、手を動かしながら悶々と考えていました。

いくら考えても何を表現していいのか分からなくなり。。。

最後は神だのみで近所の神社にお参りをして(笑

少しずつですが、表現したいことが見つかってきました。

 

私は「音楽」に触れていると(特にピアノを弾いている時)

楽しい!と感じるので

「音楽」というものをイラストの通奏低音のようにして

描いてみてはどうか?というアイディアが浮かびました。

実際に楽器を弾いている人とか、音楽家を描くということも

トライしてみたいのですが

それよりは、一つの楽曲からインスパイアされる情景や人を

イラストで描いてみようと思いました。

描き進めていくうちに、また違ったことがやりたくなるかもしれませんが

しばらくは「音楽」というテーマで描いてみようと思います。

 

また描き溜めたら、こちらのブログやSNSでもアップしますので

見てやってください。

今はバッハの「イタリア協奏曲」でイラスト制作中です。

私の好きなグレン・グールドの「イタリア協奏曲」↓

 

(572) バッハ Bach: イタリア協奏曲 Italian Concerto BWV971/グレン・グールド Glenn Gould 1959/レコード/高音質 - YouTube

 

2022年

9月

20日

きせい

ここ最近、義理の両親が高齢になってきたので

時折、新潟に帰省しています。

広大な田園にポツンとある集落なのですが

今は米の収穫前なので、黄金の稲穂が頭を垂れていて美しかったです。

 

45分も車を走らせると寺泊という漁港があり

新鮮な魚が手に入るのが嬉しいです。

魚は東京のスーパーに比べるとサイズが1.5倍

値段は80%くらいに感じます。

家から一番近くのコンビニやスーパーが、歩いて25分かかるので

生活をする上で車は欠かせません。

 

それにしても最近の「コンビニ」というのは

食料品は美味しく、様々な雑貨や書籍で流行を感じることができます。

日本中の過疎地に「コンビニ」というものがあり、日本全土の味や文化が

平均化されてきているのでは、と思うとその役割は

「便利」なだけではないな~と感じています。

 

私は東京で生まれ育ったので、故郷というものがないのですが

ご縁あって新潟の地に巡り合えたので

ここでの生活も大事にしていきたいと思っています。

コロナ禍もあり、最近2拠点生活をされる方が増えているそうですが

私も楽しみながら東京と新潟で暮らしていきたいです。

 

家の近所の田んぼ。たわわに実る稲穂かな。
家の近所の田んぼ。たわわに実る稲穂かな。
鯨波海岸。海水の透明度が高いです。近くに柏崎・刈羽原発があります。
鯨波海岸。海水の透明度が高いです。近くに柏崎・刈羽原発があります。
寺泊港の海鮮丼。このお味噌汁、カニとエビで出汁がとってあり美味しかったです。
寺泊港の海鮮丼。このお味噌汁、カニとエビで出汁がとってあり美味しかったです。

2022年

9月

03日

にょきっと

暑さも和らいで秋めいてきましたね。

ふぅ~~、今年も暑い夏でした。

猛暑日が過去最高日数だったようで、釜ゆでのような夏になりましたね。

 

春に植えたミョウガが成長し、先日収穫ができました。

暑い夏を何とかしのいでくれたミョウガに感謝!です。

ミョウガは乾燥を嫌うので、ワラをしいたり

こまめに水やりをして育てます。

 

売っているミョウガより太くて肉厚なんですが

味はほとんど変わらない美味しさでした。

となりに植えたシソと一緒にご飯に混ぜて

梅・シソ・ミョウガご飯にして食べました。

プチ地産地消です。

薬味系の植物を育てだすと、スーパーで買うのがもったいなくなりますね。

 

苺も面白いのですが、ランナーという子株が沢山できて

クーラーの室外機の裏まで根付いてしまうので

面倒を見きれなくなり諦めました。

植物の繁殖力ってすごいな!と思いましたが。

 

だんだんカオスの様になってきているウチの庭ですが

私はこの小さい宇宙が可愛くて好きなのです。

 

収穫できたミョウガです。
収穫できたミョウガです。
笹のようなシャープなフォルムです。
笹のようなシャープなフォルムです。
茎の根元に花がニョキっと顔を出します。これを掘り起こして食べます。
茎の根元に花がニョキっと顔を出します。これを掘り起こして食べます。

2022年

8月

15日

「じゃぱとら」3月号挿絵

お盆に入りました。

子供の頃、ナスやきゅうりの精霊馬を見て

「ご先祖さまがこれに乗って家に帰ってくるのよ」と母親に教えられ

子供心に怖い!と思った記憶があります。

なので、今でも街角で精霊馬(めったに見なくなりましたが)を見ると

その時のザワッとした気持ちがよみがえります。

 

今年は帰省する方も多かったようですが

私はコロナ感染が拡大しているので

大事をとって帰省を見送ることにしました。

皆さんも気をつけて、お盆休みを過ごされてください~。

 

そうそう、こんなAIがSNSで話題になっていますね。↓

 

「神絵が1分で生成される」 画像生成AI「Midjourney」が話題(ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース

 

将来イラストレーターが廃業になる日が来るのかも。。?

と、少し脅威に感じました。

写真が登場した時代にも「絵描きはいらなくなるのでは?」と言われて

結局写真では表現できないものを模索したように

イラストレーションも、AIでは表現できないものを模索していくのでは

と思いますが、皆さんはどう感じているでしょうか?

 

それはさておき、「じゃぱとら」3月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十二話 技と心を後世に繋ぐ2 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:宮大工の技術で作られた建築物

挿絵2:実際に作る物と同じ寸法で、板に図面を描く「原寸場」

 

2022年

7月

30日

「じゃぱとら」2月号挿絵

暑中お見舞い申し上げます

 

暑い盛りですが、お元気でお過ごしでしょうか?

ケンタウロスだか、ケンシロウだか分からないですが

コロナはスゴイ感染力のヤツが広がってきているそうで。。

最近は知人の展示巡りなどは控えさせていただいて

不義理になってしまっていて、すみません。

 

美術館巡りもご無沙汰なのですが

代わりにテレビのNHK日曜美術館を楽しんでいます。

アーティストの作品制作に対する情熱とこだわり

それを楽しむ人々とのキャッチボールを見ているのが楽しく

クリエイターとしてのヒントも沢山詰まっているので

勉強になります。

 

最近見ていて面白かったのは

杉本博司が設計したランドスケープ「江之浦測候所」でしょうか。

いつか行ってみたい!と思いました。

 

江之浦測候所 | 小田原文化財団 (odawara-af.com)

 

長い回廊のようなギャラリーに

彼の昔の作品「海景」が展示されていて

そのギャラリーの先端まで行くと、一面ガラス張りの窓から

小田原の大海原が眺められます。

そして夏至の日にその先端から太陽の光が一直線に入り

回廊を通り抜けるのです。

 

コンセプトは、太古の人々と同じ景色を眺め

自然や世界を改めて「測候」することにより、原点に立ち返って

私達の生きる意味や目的を再確認しようという場所(作品)だそうです。

テレビで見ているだけでも気持ちの良くなる景色だったので

実際にその場所に行ったら、もっと何かを感じるのでは?と

思いました。

 

それはさておき

「じゃぱとら」2月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十二話 技と心を後世に繋ぐ1

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:過干渉の父親に反抗心を感じている主人公

挿絵2:大工道具

 

2022年

7月

18日

「じゃぱとら」1月号挿絵

一時期の猛暑は過ぎて雨降りばかりでしたが

ここ最近はコロナの感染が広がってきていますね。。

国は行動制限無しとしていますが、それはウィズコロナ生活にも慣れたし

自己責任で行動しろということなのかな?と思いました。

 

今年のペーターズギャラリーコンペ2022に応募したのですが

惜しくも賞は逃しましたが、峰岸達賞で

最終選考に選ばれました。

ありがとうございました!峰岸さん。

 

PATER'S Shop and Gallery (hatenablog.com)

 

うーん、惜しい!前々回も藤田知子さんと木内達朗さんの最終選考に

残りましたが、賞に一歩届かないのは何かが足りないんでしょうね。

受賞された方々の作品は素晴らしく、これからの活躍が期待されます。

よく賞の結果は気にしない方がいいと言われますが

自分の中で反芻してみて、最終選考に残していただいたことを励みに

これからもチャレンジしていきたいと思っています。

 

それはさておき、「じゃぱとら」1月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十一話 地産地消の木造住宅4 の挿絵を担当しました。

 

2022年

7月

07日

「じゃぱとら」12月号挿絵

暑中お見舞い申し上げます。

あいにくの曇り空で星は見えませんが、今日は七夕ですね.・。☆*

皆さん、暑さに負けずお元気でお過ごしでしょうか?

今年の願いは「平和」です。

色々な意味で切に祈っています。

 

ところで最近、体力作りのためにメリハリ歩きと

サルコペニア予防運動というものをやっています。

 

メリハリ歩きというのは、3分早足で歩いた後、3分普通に歩く

というのを繰り返していくのですが、長くダラダラと歩くより

短時間で体力がつくそうです。(体は負荷がかからないと

体力がつかないそうです。)

私は買い物のついでに、ちょっと遠回りしてやっています。

 

“メリハリ歩き”のメカニズムを知ろう!|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる

 

サルコペニアというのは老化による筋力の衰えのことで

ちょっとした運動で筋力がつくそうです。

お茶を淹れて蒸らしている間に、ヒンズースクワットと片足立ちを

していますが、大分足がしっかりしてきた気がします。

 

いつまでも自分の足で歩きたい 足腰の筋肉を鍛えよう | 手軽に効果!運動・ボディケア | サワイ健康推進課 (sawai.co.jp)

 

年相応に疲れやすくなっていて

体力という資本を増やしていかなければ。。

と切実に思っていたのですが、ちょっとした「すきま時間運動」でも

やらないよりは、やる方が体力がついていると感じます。

 

それはさておき

仕事のご報告が半年滞っていたので、よろしかったらご覧ください。

 

「じゃぱとら」12月号(2021年)/住まい教育推進協会

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第二十一話 地産地消の木造住宅3

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:富山県射水市の鏝絵(こてえ・漆喰でレリーフ状に形つくる)

の職人竹内源造氏の唐獅子

 

2022年

6月

23日

宮川さんの講演会

ここ一カ月、色々なタスクがひしめきあい

何かと落ち着かない日々でしたが

やっとひと段落してきました。

 

遅ればせながら、先月伺った装丁家の宮川和夫さんの講演会のお話です。

(於:板橋区氷川図書館)

 

宮川和夫さんは2014年に実践!装画塾で講師をされていた時

私が塾生としてお世話になり、その後、(一社)日本図書設計家協会という

装丁家と装画家の集まる協会でも会長をされて、ご一緒させていただいた

装丁家(ブックデザイナー)の方です。

 

宮川さんの装丁を初めて拝見したのは、7年前の装画塾だったと思いますが

個人的には、文字ってこんなに美しかったのか!とか

その本の文章の空気をまとう「間」のようなものを

感じさせてくれる、美しい装丁をされていると思いました。

言葉では上手く伝えられないので、よかったらHPをご覧ください。↓

 

宮川和夫事務所の装丁作品と連絡先 (miyaga.wixsite.com)

 

その宮川さんの「文章をカタチにする装丁家とは何者だ。」という

タイトルの講演会が開催されたのですが

あらためて、文章の羅列(テキスト)を形にする、具現化することの

意味を考えさせられた講演でした。

 

途中、ワークショップもあったのですが

小椋佳さんの「揺れるまなざし」という歌詞を読んで

その装丁を考えてみてください、というものでした。

文章の羅列を形にする、イメージするワークショップなのですが

同じ文章でも、皆さんそれぞれまったく違ったイメージを抱いていて

幾つものアイディアを、これ!と言って一つに絞る「装丁」の

難しさをあらためて感じました。

 

宮川さんは歌も上手いのですが、この日は

ワークショップの曲を朗々と歌ってくれました。

久しぶりにお会いしたら、額に北斗七星のような赤い湿疹ができていたので

「宮川さん、体調大丈夫かな?」と思っていたのですが

それを払拭するような歌いっぷりでした。(個人的には大ウケでした)

大真面目に装丁を語りながら、チャーミングな一面も垣間見せてくれるところが

宮川さんらしいです。

 

最後に宮川さんの「装丁家の仕事とは何か」の文章より

一部抜粋して転記させていただきます。

 

「映画監督がいないと映画はできない。映画とは映画監督の世界観を観客に提示する行為だ。映画監督は自分では演技はしないが、役者を使い、カメラマンに指示し、そこに美術や音響などを加えて作品を作り上げる。

装丁に置き換えると、編集者はプロデューサー、役者はイラストレーター

(時にカメラマン)、美術は印刷や用紙や製本、脚本家は著者、それらを駆使して文章をビジュアル化するのが装丁家(=映画監督)である。

 本は読者の数だけ映像(読者の見た世界)があるが、それをあたかも

「それが正解」かのように装丁という世界に結実させる。

虚を実にする。それが文芸における装丁家の仕事である。とは言え、紙の本が売れなくなって久しい昨今、いつまでこの仕事が必要とされるのか、畳がなくなったように、襖がなくなったように、床の間がなくなったように、それは時代の流れという濁流に吞み込まれていくのかもしれない。」

 

2022年

6月

17日

ありがとうございました

日本図書設計家協会の第7回東京装画賞展は

おかげさまで6月14日に無事終了いたしました。

 

お越しいただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま

どうもありがとうございました。

今回はコロナ感染に気をつけながら

イラストレーター山田博之さんの作品ファイル相談会や

今回の課題図書「あん」の著者ドリアン助川氏+

ポプラ社編集の野村浩介氏をゲストに

会長・小林真理さんとのトークショーなど、イベントも開催され

多くのお客様にお越しいただいて、大いに盛り上げることができました。

お集まりの皆さま、ありがとうございました。

 

今回も授賞式の司会などを務めさせていただいたのですが

最初の一言を発した途端、かぁーーっと緊張してしまい。。

どうしたものかと思いましたが、失敗したら「失礼いたしました」と

謝ればいいのだと自分に言い聞かせて、なんとか乗り切りました。

 

「ここ一番」という時にお守りのように身に着けている

ムーンストーンのネックレスがあるのですが

今回も首にかけて司会をしました。

吉祥寺のパワーストーンのお店で「ムーンストーン」は私に合っている石だと

言い含められて買ったものなのですが

気のせいか、思い込みが強いのか、はたまた本当にパワーがあるのか

このネックレスをしていると

物事がスムーズに進むような気がしています。

 

皆さんも、そういったお守りとかジンクスをお持ちなのでしょうか?

色々な人に聞いてみたいです。

 

展示搬入の風景。スタッフの皆さんお疲れさまでした!
展示搬入の風景。スタッフの皆さんお疲れさまでした!
お守りのムーンストーンのネックレス
お守りのムーンストーンのネックレス

2022年

6月

05日

第7回東京装画賞展

私の所属している日本図書設計家協会で開催する

東京装画賞展が今年も始まりました。

 

日時:6月2日(木)~14日(火) 6月8日は休廊

11:00~19:00(最終日は16:00まで)

 

会場:ギャラリー路草

展覧会情報 | ギャラリー路草 (gallery-michikusa.jp)

 

入場無料

 

今回も個性豊かな、未来の装画家の秀作作品90点を

一堂に展示しています。

今回の課題図書は

宮沢賢治氏の「よだかの星」と

ドリアン助川氏の「あん」です。

同じテキストから、こんなにも違った装画が生まれるのか!と

毎回、面白く感じています。

 

ホール・オブ・フェイム【名誉の殿堂】

(日本の装丁・装画に多大な足跡を残した作家)は

芹沢銈介氏です。

会場では当時の染色工芸的な装丁本も展示しておりますので

装丁家としての芹沢氏の足跡を感じることができます。

 

6月11日(土)の15:00~16:30

作家のドリアン助川氏+ポプラ社編集の野村浩介氏+協会の会長・

小林真理のトークイベントが開催されます。

 

私もスタッフとして、準備、設営、司会など

お手伝いをさせていただいています。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

2022年

5月

22日

いろいろと

5月のゴールデンウィークはわりとゆったりしていたのですが

中旬から新潟への帰省や、町会の準備

所属している日本図書設計家協会の東京装画賞受賞展の準備などで

バタバタバタと動いています。。。

 

コロナ禍で引きこもり生活だったのが一転して

様々な方とお会いする日々でブログもほったらかしでした。

といっても6月までゆっくり書く時間が無いので

とりあえず、元気にしています!というご報告です。

 

 

皆さんもお元気で、新緑の季節をお過ごしください。

 

2022年

5月

09日

にわしごと

皆さんGWはどう過ごされたのでしょう?

お天気に恵まれてよかったですね。

人出はコロナ禍前くらいにもどっているようで

観光地も盛り上がったのではないでしょうか。

私はず~っと家にいて庭仕事をしたり、イラストを描いていました。

 

本当にこの季節は、人生の幸せを噛みしめられる

黄金の時間だと思います。

沢山の花が咲きほこり、優しい風が頬を撫でていきます。

 

これといってどこにも行かなかったので

今回は私の春の庭をちらっとご紹介させてください。

庭に植える植物には、多年草(何年も咲く)、一年草(一年で枯れる)

毒を持つ植物(水仙、スズラン、チューリップなど)

お水が好きな、乾燥が好きな植物、お日さまが好きな、苦手な植物etc…

様々な特性やタイムテーブルがあります。

失敗を繰り返しながら、やっと花が咲いてくれた時には

喜びもひとしおです。

 

ヘルマン・ヘッセは「庭仕事の愉しみ」という本の中で

「庭仕事とは魂を解放する瞑想である」と言っていますが

ここ数年、庭を作っていてその言葉が分かる気がしました。

嫌なことがあっても庭仕事をしていると心がニュートラルになるというか

元気をもらえる気がします。(たとえ花が咲いていなくても)

 

他所の国では戦争で沢山の人が亡くなったり

悲しくて辛い思いをしているのに、こんなゆったりとした

5月を過ごせるのは、幸せでありがたいことです。

 

春植えのジニア、マリーゴールド、千日紅。私は無精なので一年草は半年間咲く花しか買いません。笑
春植えのジニア、マリーゴールド、千日紅。私は無精なので一年草は半年間咲く花しか買いません。笑
ポタジェ(家庭菜園)右がみょうが、左はパクチー、紫蘇、パセリ、チャイブ。左上の狸は分福茶釜の茂林寺で買ってきたものです。
ポタジェ(家庭菜園)右がみょうが、左はパクチー、紫蘇、パセリ、チャイブ。左上の狸は分福茶釜の茂林寺で買ってきたものです。
ラミウムという多年草の花。可愛らしい黄色い花とシルバーの模様の入った葉が美しいです。放っておくと広がって繁殖してしまいます。
ラミウムという多年草の花。可愛らしい黄色い花とシルバーの模様の入った葉が美しいです。放っておくと広がって繁殖してしまいます。
二年越しでやっと咲いたタイツリソウ。釣り竿で鯛を釣っているような形だからそういう名前なのでしょうが、本当に面白い形だと思います。
二年越しでやっと咲いたタイツリソウ。釣り竿で鯛を釣っているような形だからそういう名前なのでしょうが、本当に面白い形だと思います。

2022年

4月

28日

ありがとうございました

4月23日までギャラリーDAZZLEで開催されていました

「装画の仕事」展が無事終了しました。

 

お越しいただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま

どうもありがとうございました!

コロナ禍の中、約220名の方々にお越しいただき

感謝につきません。

芳名帳に知人や友人の名前もちらほらと見つけました。

この場を持ちまして御礼いたします。

 

ご一緒した作家さん達の作品はどれもレベルが高く

制作秘話や営業の話などお聞きできて、勉強になりました。

今年はこの後しばらく展示には参加しませんが

今回の展示で色々と刺激をいただけたので

次につなげていけたらと思っています。

 

世相はキナ臭くなる一方で、どうしたものかと思いますが

こういう時こそ、人の心を温かくしたり癒したりしてくれるのは

様々なコンテンツや表現なのかと思います。

 

私が最近救われたのは

ジョン・ファヴロー監督・脚本・主演の「シェフ」という映画です。

一流レストランの料理長の人生の転落と再起という

よくありがちなストーリーなのですが

これが実に明るくて美味しそうで面白い!

と三拍子揃った映画で、見終わった時に爽快な気持ちなりました。

人間の生命力の源はやはり食事なのだな。。

 

#映画シェフ 三ツ星フードトラック始めました | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ (chef-movie.jp)

 

よかったら観てみてください。

 

2022年

4月

19日

「遠別少年」装丁展

遅くなりましたが、2月に伺った展示の話をさせてください。

 

坂川塾でお世話になった、故坂川栄治さんの

自伝的小説「遠別少年」をリメイクし、そのカバーを

10名のブックデザイナーの方々が作り展示販売されていた

装丁夜話「遠別少年」装丁展に伺いました。

 

参加されたブックデザイナー、イラストレーターの方々は

〇ブックデザイン

坂川朱音さん、藤田知子さん、坂野公一さん、石間淳さん、小口翔平さん

阿部美樹子さん、近田火日輝さん、白畠かおりさん、福田和雄さん、

折原カズヒロさん

〇イラストレーション

浅妻健司さん、草野碧さん、さかたきよこさん、高栁浩太郎さん、平井利和さん

三橋乙椰さん、保光敏将さん、横山雄さん、3WDさん

 

それぞれのクリエイターが趣向を凝らし、坂川さんの「遠別少年」を

解釈し、坂川さんへの想いを込めて制作したのではと感じました。

どの方の装丁もため息の出るような本に仕上がっていて

見応えのある展示でしたが、こういった装丁展の面白さは

普段の商用ではできないチャレンジができる事なのかもしれません。

 

坂川栄治さんの「遠別少年」という小説を今回初めて

じっくりと拝読しましたが、北海道遠別市で育ち

その厳しい自然の中での栄治少年の体験記

(幾分かのフィクションが混じっていると思います)が

繊細で大胆な文章で綴られていました。

「赤い雪」の章では、雪の中で鶏の屠殺を見ていた体験を

書かれていましたが、人の営みには残酷な部分があるということを

生物の生命力と死を、シンプルに表現されていて印象深かったです。

 

私は今回、福田和雄さん/平井利和さん、藤田知子さん/浅妻健司さんペアの

装丁本を購入しました。

 

藤田さんのカバーはリバーシブルになっていて

両面、浅妻さんのイラストが贅沢に使われていました。

雪がチラチラと降っているところに

ラメが施されているのが絶妙に浅妻さんのイラストと合っていて

雪の降り始めの空気感が表現されているようで素敵でした。

 

福田さんのカバーはタイトル文字がまったく無いのと

艶のあるインクやマットなインクを使い分けて

平井さんの大胆なイラストを表現されていて、インパクトがありました。

少年の無表情さと、使用している色や質感から

気温の低さを強く感じ、面白いなと思いました。

 

5月には追加の展示が開催されるようです。

坂川さんも会場のすみにドカッと座って観ているかもしれません。

(見える人には 笑)

よろしかったらぜひ。

会期:5月20日~22日、27日~29日(12:00-19:00)

会場:Gallery装丁夜話

GALLERY - souteiyawa ページ!

 

藤田さん、浅妻さんペアの装丁本です。
藤田さん、浅妻さんペアの装丁本です。
福田さん、平井さんペアの装丁本です。
福田さん、平井さんペアの装丁本です。

2022年

4月

11日

「装画の仕事」展

庭のタイツリソウやガマスミの花がいっせいに咲き

春爛漫の今日この頃です。

花粉症の方はまだ落ち着かない日々かもしれませんが

お元気でお過ごしでしょうか?

 

私はなんと町内会の会長になってしまい。。

何となく落ち着かない一週間でブログの更新が遅くなりました。

そしてバタバタとしているうちに「装画の仕事」展の

会期がせまってきましたので、お知らせさせてください。

 

「装画の仕事」

37名のイラストレーターのここ一年間の装画と装丁本を展示します。

 

会期:2022年4月12日(火)~23日(土)

12:00~19:00(月曜休 最終日17:00まで)

会場:ギャラリーDAZZLE

gallery DAZZLE - 北青山・外苑前ギャラリーダズル (gallery-dazzle.com)

 

私は「アウシュヴィッツの小さな姉妹」/タチアナ&アンドラ・ブッチ著

/丹羽秀文訳/アストラハウス

ブックデザイン:藤田知子さん

の装画の原画を展示しています。

 

藤田さんは実践装画塾の先生で、今回お仕事でご一緒できて嬉しかったです。

タイトルの文字が、本当にテキストとイラストに合っていて

品のある美しい装丁に仕上げてくださったと思います。

 

このような世相ですのでご無理のない範囲で

よろしかったらお立ち寄りください。

よろしくお願いいたします!

 

2022年

3月

28日

じゃぱとら11月号挿絵

すっかり春ですね~。

 

今日は近所の公園でお花見ランチをしました。

ピンクの綿あめみたいな満開の桜が

風にフワフワしていて綺麗でした。

私の家は駅から遠いせいか、近所の公園は

桜の見どころの穴場だと思います。

滝のような桜並木の下で、ポツンポツンと近所の家族連れが

簡易テントやシートを敷いて、お花見を楽しんでいます。

 

最近伺った展示のことなど書きたかったのですが。。

今の仕事がひと段落したら、またゆっくり話させてください。

とりあえず滞っていた仕事のご報告です。

 

「じゃぱとら」11月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十一話 地産地消の木造住宅2 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:主人公が青春時代に見た映画「アメリカン・グラフィティ」に

出てくるバーボン(これは現代のボトルで、実際には違う形です)

 

挿絵2:「手刻み」という作業をする大工

 

2022年

3月

15日

平和を願って

今年は暖かくなるのが早いですね。

ここ数日、シャツ一枚で過ごしています。

 

ロシアがウクライナに侵攻して三週間が経ちました。

ウクライナの多くの人々が殺され、街や施設が破壊されています。

出兵した多くのロシア兵も亡くなっています。

悲劇、としか言いようがありません。

 

これはあからさまなロシアの侵略戦争で

こんなことを許してしまったら、成功させてしまったら

日本も対岸の火事ではいられないのではないでしょうか?

グローバルな戦争にはしたくない

けれどロシアの侵攻を許すこともできない。

欧米はじめ世界は、難しいかじ取りの時間に入ったのだと思います。

 

それにしても、ウクライナのゼレンスキー大統領は

元はコメディアンだったとか。現在44歳だそうです。

ニュースを見て若いなと思っていたけれど、そんなに若かったとは!

そしてこの状況でキエフから離れず、勇敢に指揮を執っている姿は

英雄に値すると思いました。

 

ロシアのプーチン大統領は現在69歳。

元KGB(国家諜報員)

ロシア国内でも多くのデモが起きて、戦争反対意見が沸き起こっているのに

3月に入り法律を変えて言論弾圧を行っています。

一人の老人の権力欲や間違った愛国心のために、子供や若い兵士が殺されていて

不条理を感じています。

ロシアだけが悪いわけではない、ウクライナも欧米も微妙。。とか

色々な意見を聞くけれど、やはり侵略戦争は許せないです。

 

ウクライナ国民に、ロシア国民に

そしてシリアなど世界の他の紛争地域の国民に

一日も早く平穏な日々が訪れますように。

 

私は日々を粛々と生きて、自分にできる些細な事をしていくしか

ないと思っていますが、そう願っています。

 

2022年

2月

24日

あたらしい

寒いのですが、なんとなく春の気配を感じますね。

公園の梅が咲き始めました。

 

最近は今までのイラストをマイナーチェンジしたタッチを模索中で

「花」をテーマに習作を描いてTwitterでアップしたら

そんなに悪いリアクションではなかったので

もうちょっと描き進めてみようかと思っています。

 

新しいタッチのイラストを開発するにあたって

・描いていて楽しいと感じるイラスト

・今のイラストより短時間で描けること。

・世界観を明確にする。(自分のソースは何からできているのか?)

 

という事を意識して描きたいと思いました。

色鉛筆タッチのイラストを描き始めて7年。

少しずつお仕事も頂くようになり

自分のイラストの問題点やニーズが見えてきたので

進化した新しいイラストを描いてみたいと思うようになりました。

(今までのイラストも描き続けますが)

 

そこで結構役に立っているのがiPadとProcreateというアプリの存在です。

「ここを水彩にしたらどうなるだろう?」と考えた時

以前なら、紙と絵の具で試し描きをしていたのですが

それに近い表現をPC上で試すことができます。

出来上がったイラストにはアプリの「クセ」みたいなものが

出てしまうので、そのまま使えはしないのですが

短時間で色々なバリエーションを試せるのがありがたいです。

 

ということで、習作段階ですが

「花」のイラストです。

 

2022年

2月

17日

じゃぱとら10月号挿絵

だんだん春らしくなってきましたね~。

庭のクリスマスローズが

寒空にかわいい白い花を咲かせています。

 

実は今週の月曜日に大腸カメラ検査をし

ポリープの切除をするという、なかなかエグい

バレンタインデーを過ごしました。

昨年も同じ事をしましたが、今は電気で簡単に切除できるのですね。

そして水曜日は新型コロナウィルスワクチンの3回目接種で

ハードな週となってしまいました。

昨年はなにかと忙しかったので、この時期に色々と体のメンテナンスができて

良かったのかもしれません。

 

そして、、とうとう友人がコロナに感染してしまったのですが

普段会っていない知人と会食したら感染してしまったみたいです。

オミクロン株は重症化しないと言われていますが

4日後に40°の熱、下痢、嘔吐、頭痛、全身の関節筋肉痛

咳・痰・喉の痛み、痛みで叫んで一睡も眠れず

下痢と嘔吐で脱水症状になったそうです。

 一週間経った今でも頭痛や喉の痛み

倦怠感と疲労感が取れないと言っていました。

皆さんも甘く見ないで、どうかくれぐれも気をつけてくださいね。。!

 

なんか暗くなる話ばかりですみませんが

「じゃぱとら」10月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十一話 地産地消の木造住宅1 の挿絵です。

 

挿絵1:学芸会で民謡を歌う主人公

挿絵2:主人公の青春、映画「アメリカン・グラフィティ」

 

2022年

2月

04日

おにはそと

昨日は節分でしたね。

 

前回のブログに書いたぎっくり背中ですが、なんとか回復しました。

どこも痛くない体ってありがたいな、と健康を噛みしめています。

体調が悪かったせいでしょうか

いつもより気持ちが暗くなりがちだったので

納品明けの昨日は、思いっきり自分にご褒美をあげました。

 

まずは近所の公園を散歩したのですが

梅のつぼみが膨らんできて、少しだけ咲き始めていました。

梅の木は生命力があって荒々しい形なので

エゴンシーレが描いた木のようだと思いました。

売店で甘酒を売っていたので買って

寒いベンチでチビチビと飲みました。

美味しい。。

冬の甘酒は五臓六腑に染みわたります。

一時間程てくてくと散歩し、帰り道でクレープ屋を見つけました。

こんなところにクレープ屋が!と嬉しくなり

甘酒に続き黒蜜クレープを食べてしまいました。

美味しい。。

クレープって薄いクレープ生地と少しのホイップクリームと

少しのトッピングで構成されて500円で売られています。

タピオカ並みの暴利ではないか?とふと思いました。

老後に稼げなくなったら、家の前でクレープ屋をやったらどうだろう?

という気持ちがよぎりました。

 

帰宅して、何か楽しいことをと思い

ネットフリックスで映画を立て続けに観始めました。

「2人のローマ教皇」

「最強のふたり」

「グリーンブック」

どの映画もバディ映画ですね。

子供の頃にテレビで見た「トミーとマツ」が心の原型なのでしょうか。

この中では「グリーンブック」がダントツに良かったです。

1960年初頭のアメリカが舞台で

黒人男性ミュージシャンと運転手として雇われた

白人男性のロードムービーだったのですが

南部はまだ黒人差別が凄まじかったのですね。

そのあたりのやるせなさが淡々と描かれています。

そして主人公二人を演じた俳優の存在感や演技が光っていました。

もちろん他の映画もなかなか良かったです。

 

とまあ、こんな感じの一日を過ごしたら

楽しくて気持ちがスッキリしました!

そういえば最近、こんな遊びほうけている一日って無かったな・・・

と気がつきました。

何かと忙しく生活している現代人は

いつのまにか自分の心を置き去りにしているのかもしれませんね。

 

エゴンシーレの絵のような梅。
エゴンシーレの絵のような梅。

2022年

1月

16日

ぎっくり

お屠蘇気分を惜しみつつ

平常運転の日々になりました。

それにしてもさぶいですね~~!

世間はオミクロン株が猛威をふるっていて

トンガでは噴火があり、落ち着かない日々です。

 

私はというと、新潟の長岡に二年ぶりに帰省していました。

長岡は雪が降っていて積雪40cmというところでしょうか。

一面銀世界の田んぼはとても静かで壮観でした。

 

実は一週間前からぎっくり腰ならぬ、ぎっくり背中になってしまい

長岡の家で寝たきりになっていました。

寒いので温シップを貼っていたのですが

燃えるような痛みが背中に広がり、かちかち山の狸の気持ちが分かりました。

「初詣の大吉は何だったんだ・・・」と叫びながら

ネットで検索してみると、なんと

ぎっくり背中は温めると悪化すると書いてあるではありませんか。

あわてて冷シップを貼り直したら、スッと痛みが引いてきました。

たかがシップと侮らず、治療というのは正確な情報が大事だと

教訓になりました。

みなさんも気をつけてくださいねー。

 

今年の目標は「体力をつける」です。

何をやるにしてもまず体力がなければ、と今回の騒動で実感しました。

 

長岡の家にはいつもこのお菓子が置いてあります。このひなびた感じが味わい深いです。
長岡の家にはいつもこのお菓子が置いてあります。このひなびた感じが味わい深いです。

2022年

1月

05日

はつもうで

明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

お正月は2日までレギュラーの仕事をしていて

3日は親戚が遊びに来ていたので

昨日からゆるりとお正月気分を味わっています。

 

まずは初詣に行かなきゃ!と

「小金井神社」という近所の神社にお参りしてきました。

ちょうどウチの家が氏子地域になっていたのと、この辺りの総鎮守で

大きい神社だったので、よしここにしようと

前の神社から浮気をして今年から詣でました。

菅原道真公を祀っているので「天満宮」です。

菅原道真といえば学問の神様です。

ぼけ~っとした頭が少しクリアになるといいのですが。笑

手水が閉まっていたのは、コロナ対策なのでしょうか?

 

境内には「石臼塚」という塚があって

近所の家から臼を集めてきて作ったそうです。

筆塚とか、針塚とか聞いたことがあるけど石臼塚。。。

まるでアミニズムな彫刻作品のようで面白かったです。

 

おみくじを引いたらなんと大吉で

今年は幸先がいいなあ、と嬉しく思いました。

今年こそコロナが収まってくれるといいですよね。

2022年が皆さんにとって幸多い一年になりますように☆

 

「憧れ」(個展「時のしじま」より)
「憧れ」(個展「時のしじま」より)
境内にあった石臼塚です
境内にあった石臼塚です

2021年

12月

30日

としのせ

年の瀬ですね。

寒さが一段と厳しくなってきましたが、皆さまお元気でしょうか?

 

今年は3月の日本図書設計家協会の万葉集の展示にはじまり

10月のWAVE展、11月の個展と、私にしては展示の多い年になりました。

一年を通して、個展に向けて制作の日々だったので

家に引きこもってイラストを描いてばかりいる生活でした。

あまり他人に会えない日々だと、メールをしたり、ギャラリーで会ったり

おしゃべりしたりするのが本当にありがたくて、嬉しかったです。

そういえば、東京オリンピックもあったのですよね。

何だか遠い昔のように感じます。。。

 

そして、年の最後に仕事のご報告です。

12月24日にアストラハウスより発売されました

「アウシュビヴィッツの小さな姉妹」/タチアナ&アンドラ・ブッチさん著

丹羽秀文さん訳 の装画を担当しました。

ブックデザインは藤田知子さんです。

 

アウシュヴィッツに収容された23万人の子供のうち

生き残ったのはわずか700人でした。その中には、4歳と6歳の

アンドラとタチアナ・ブッチの姿もありました。

イタリアのリエカ出身のブッチ姉妹は、収容所の恐怖を体験し

今ではその記憶と証言の義務を守り続けています。

この本の中には、生きた言葉、勇気、夢、

そして今でも多くの人の頭から離れない悪夢を通して

ブッチ姉妹の物語が描かれています。

 

ナチス・ドイツのホロコーストに限らず

世界中で似たような悲劇が起きています。

二度とこのような事が起こらないで欲しいと、ただただ願うばかりです。

 

こうして暖かい家でご飯が食べれて

自分のやりたい事が出来ていること。

なんとか元気に今年一年生きてこれたこと。

当たり前のことではなく幸せなんだと

このような書籍に触れてより強く思えました。

 

今年もお世話になりました。

稚ブログを見てくださった皆さん、どうもありがとうございました!

体調に気をつけて、良いお年をお迎えください☆

 

2021年

12月

15日

じゃぱとら9月号挿絵

今年は暖かい冬ですが、年の瀬が近づいてきて

ぐっと寒くなってきましたね。

ここ一週間は今年一年の疲れが出たのか

なんとなく体がクタっとしていたので

ぼーっと映画などを観て過ごしていました。

 

「はじまりのうた」

「バーレスク」

「マイ・インターン」

「フジコ・ヘミングの時間」

 

などを観たのですが、マイ・インターン以外は音楽関係のストーリーです。

やはりピアノを弾いているせいか、音楽に関わる映画に心惹かれます。

どれも評判の良かった映画なのですが

「バーレスク」はインパクトがありました!

アメリカのショーパブの踊り子の話ですが、お色気満載の女性達が

踊って歌って、ギラギラムンムンって感じで

主演のクリスティーナ・アギレラの歌声は迫力がありました。

そして、シェールの存在感がハンパなかったです。

シェールといえばニコラス・ケイジと共演した

「月の輝く夜に」を思い出しますが、その頃より凄みが増していたような。。。

自分とはなんだか無縁過ぎて、遠いモノを眺める面白さがありました。笑

 

最近の映画を観ていると、PCやスマホ、メールなどが

ストーリーの中でトリガーのような役目を果たしていて

これも時代だな、と感じます。

 

それはさておき、展示のお知らせなどで

仕事の報告が滞っていましたが

「じゃぱとら」9月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十話 新しいふるさと、古民家の宿4の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:北海道石狩市高岡のジャガイモ畑の風景

挿絵2:親子でソリ遊びのシーン

 

2021年

12月

02日

安西水丸さん

ここ2カ月、何かと忙しくしていて

ブログもほったらかしにしてしまいました。

やっとひと段落して、ほっとしているところです。

大分寒くなりましたね。皆さまお元気でしょうか?

 

そういえば、9月に世田谷文学館で開催された

安西水丸さんの回顧展の話をまだしていませんでした。

思っていたより大規模な回顧展で、とても見応えがありました!

 

水丸さんのイラストは何かを饒舌に語るのではなく

誰もが経験している平凡な日常の「すきまのような時間」を

描かれている気がするのですが

それを水丸さんにしか描けない線と色で

描き切っているのが素晴らしいと思いました。

針が振り切れているというか、迷いが感じられないというか。

 

以前、私のイラストをプレゼンにかけてくださった

とある装丁家の方がいらっしゃったのですが

プレゼンに落ちてしまったので、私は「力不足ですみませんでした。」

と言ったら「イラストレーターとしてもっと自信を持った方がいい。

安西水丸さんのように。」とたしなめられた事がありました。

 

私より実績も実力も雲の上の人だと思っていたので

内心「そんな・・・」と思ったのですが

この展示を拝見して、その装丁家の方がおっしゃっていた意味が

少し分かった気がしました。

水丸さんのイラストには、潔い自己肯定感が感じられます。

こんなイラストは、自分を信じていないと描けないなと思いました。

会場には、水丸さんの残された言葉も幾つか展示されていて

 

「イラストレーターは上手く描けることもさることなら

自分だけにしか描けない絵を描いた方がいい。」

「沢山の仕事が来てもこなせるように、短い時間で描ける手法にした。」

「普通の日常にひそむ狂気を描きたかった。」

 

というお言葉が印象深かったです。

生前、お会いしてお話したかったなあ。。。

としみじみ思った秋の日でした。

 

2021年

11月

13日

どうもありがとうございました

HBギャラリーで11月10日まで開催されていました

個展「時のしじま」はおかげさまで、無事終了いたしました。

 

感染が収まってきているとはいえ、コロナ禍の中

お越しくださった皆さま、気にかけてくださった皆さま

本当にありがとうございました!

会期中、仕事の山と重なってしまい会期の半分くらいしか在廊できず

お会いできなかったお客さまも多くいて

申し訳ありませんでした。

 

イラストの良し悪しは置いておいて

個人的には、今回の個展でも新作だけで揃えられなかった反省があり

老舗ギャラリーでの展示で、効果的なアピールが

できなかったことが心残りでした。

そんな中途半端な展示を応援してくださったり

褒めてくださった皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして、今回はイラストレーターの高橋キンタローさんに

DMを作っていただいたのですが(宛名は私が作ったので正確には半分ですが)

このイラストは、キンタローさんに

「草か波を描いて、B1くらいに拡大して欲しい」と

ご提案いただき、制作した作品です。

私一人では描けないイラストだったと思うのですが

結果、多くの方々にこのイラストを注目していただけたので

あらためてキンタローさんのディレクションの力を感じ、大切さを知り

色々と勉強になりました。

高橋キンタローさん、ありがとうございました。

 

今回の経験を糧に、ゆっくり休んでから

これからも少しずつ精進してゆきたいです。

 

2021年

10月

27日

個展を開催します

相変わらずのマスク生活ですが

新型コロナウィルスも新規感染者が二桁になり

落ち着いてきましたね。

このまま終息してくれればいいのですが・・・

それはさておき

前からお伝えしていた個展を2年ぶり開催します。

 

古川じゅんこ 個展「時のしじま」

日時:11月の5日(金)~10日(水)

11:00~19:00(最終日のみ17:00まで)

会場:HBギャラリー

HB Galleryのホームページへようこそ

 

しじま=静寂

生活の中で、ふとエアポケットのような時間を

感じることがあります。

そんな静寂が好きなのですが

私の作品にも、おのずとそれが表れている気がします。

今回、新作オリジナル作品と、雑誌「じゃぱとら」で連載中の

森久美子さんの小説「木は生きている」の挿絵を

コラボで展示します。

DMデザイン協力:高橋キンタローさん

 

まだまだ不自由な毎日ですが、よろしかったら

ごムリのない範囲でお立ち寄りください。

 

※私の在廊予定

5日 15:00~19:00

6日 休み

7日 11:00~19:00

8日 13:00~17:00

9、10日 在廊できずすみません。

今回、仕事の山と重なってしまい毎日在廊できず残念です。

申し訳ありません。

在廊予定は都度、こちらのHPやSNSでお知らせいたします。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

2021年

10月

19日

ありがとうございました

今日はぐっと気温が下がりましたね。

思わず小さい暖房を出してしまいました。

みなさん風邪などに気をつけてお過ごしください。

 

参加していた「WAVE TOKYO 2021」が

10月17日に無事終了いたしました。

お越しいただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま

どうもありがとうございました。

 

来月に個展をひかえ、会期中ほとんど在廊しておらず失礼いたしました。

参加されていた作家さん達の作品のクオリティの高さや

エネルギーをブワーーッと感じ

参加することで気がついたこと、勉強になったこともあり

楽しい時間を過ごせました。

 

この展示がこれから本当のWAVEとなって

多くの人々の心に届くことを願っています。

 

2021年

10月

01日

WAVE2021

気がつけば10月ですね。

ここ最近、外を歩いているとほんと気持ちがいいので

時間があったら公園で本を読んだり、昼寝をしたくなります。

安西水丸さんの展示の話をする予定でしたが

何かと慌ただしく、ゆっくりブログを書いてもいられないので

また落ち着いたら書かせてください。

すみませんが、今回は私の展示の報告です。

 

〇WAVE TOKYO 2021展に参加します。

日時:10月9日(土)~17日(日)

11:00~19:00(最終日18:00閉館)会期中無休

入場料:¥1,000(65歳以上、高校生以下無料)

場所:アーツ千代田3331 1Fメインギャラリー

毎年開催されている高橋キンタローさん、ヒロ杉山さん

企画・キュレーションの展示です。

国内のアーティスト、デザイナー、イラストレーターが一堂に会し

作品を展示します。

大先輩のレジェンドなイラストレーターの方々とご一緒できて

ありがたいやら恐縮するやらですが、こんなチャンスもなかなか

無いと思うので、思いっきり楽しめたらと思っています。

 

〇古川じゅんこ 個展「時のしじま」

日時:11月5日(金)~11月10日(水)

11:00~19:00(最終日17時まで)

場所:HBギャラリー

普段の仕事で描いたイラストと、新しく描いたオリジナル作品の

構成になります。

 

しじま=静寂

私のイラストにはよくつきまとうイメージのようで

そんな瞬間を表現できたらと思っています。

こちらはDMがまだできていないので

日にちが近くなりましたら、また告知させてください~。

 

今日から緊急事態宣言が解除されましたが

ごムリのない範囲で、お越しいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

2021年

9月

17日

あきばれ

気持ちのよい秋晴れの日に、久しぶりに都心に出かけて

装丁家の石間淳さんの展示に伺ってきました。

 

石間さんの展示は、これまでの装丁のお仕事と

使用したイラストの原画を並べられていたのですが

一つの作品としてのイラストと、デザインされ印刷された商品としての

イラストを見比べることができたので、興味深い展示でした。

 

デザインは専門外で、あれこれ言うのはおこがましいのですが・・・

石間さんの装丁は、本の解釈を本当にさりげなく

表現されているように感じられて

でもそこには、グラフィックな部分も含めて深い造本計画があるわけで

それをさりげなく見せてしまうのが凄いなと思いました。

大人っぽいデザインとでもいうのでしょうか。

イラストレーターさん達の原画も魅力的で

効果的に使われていて素敵でした。

 

また梶井基次郎さんの「檸檬」という大正時代の小説の装丁本も

販売されていたのですが、この小説

病で鬱っぽくなった主人公の散歩風景が

そこに漂う空気や色を感じる美しい文章に昇華されていて

最初に読んだ時に「これぞ文学だなあ」と思ったのを憶えています。

日野洋子さんのイラストと石間さんの装丁は

そんな空気とレモンの気配を感じさせてくれました。

 

会場は渋谷の宮益坂の歩道橋あたりを左に曲がった

これまたさりげなく落ち着いた雰囲気の

喫茶&ギャラリー「ウィリアムモリス」で9月30日まで

開催されています。

ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー (William Morris) - 渋谷/カフェ | 食べログ (tabelog.com)

 

この後、安西水丸さんの展示にも伺ったのですが

それはまた次回のブログに書きますー。

 

2021年

9月

03日

あきですな

8月31日までは猛暑続きだったのに

9月1日から気温がぐっと下がり

今日は雨が降っていて半袖では肌寒いです。

えっ??いきなり秋?という感じですよね。

 

東京パラリンピックが盛り上がる一方

アフガニスタン情勢が緊迫していたり

日本のコロナ感染の広がりによる医療の逼迫

自民党総裁選の行方など

色々と気になるニュースが飛び込んできて落ち着かない日々です。

 

私は相変わらずのステイホームな生活ですが

感染予防をしながら体調に気をつけて

イラストを制作する日々です。

引きこもり過ぎていて、刺激が少なくなっていますが

その分、今まで見過ごしていたものを

感じるようになりました。

最近はよく空を眺めることが多くなったのですが

ヒヤッとした朝の空気を感じて

明け方の朱色やピンクに染まった雲の流れを

子供の頃のように、じっと眺めているのが心地いいです。

 

皆さん抱えている生活はそれぞれだと思いますが

体調に気をつけて、自分に小さいご褒美を沢山して

上手くストレス発散をしながら過ごしてください~。

 

WONKというバンドのこの曲をよかったら。

WONK - Small Things (Official Audio) - YouTube

 

 それはさておき

「じゃぱとら」8月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十話 新しいふるさと、古民家の宿3の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:新年会で食べた「いしかり漬け」

挿絵2:古民家活用地域活性化研究会で謝る主人公

 

2021年

8月

23日

じゃぱとら7月号挿絵

前回の続きですが

コロナの2回目接種の後は、結局一日熱を出して寝ていました。

腕が重くて、関節が痛くて、頭痛がして

なんだかインフルエンザに似た症状だなと感じました。

次の日はケロッと普通に戻りましたが。

 

ここ数日は

苗場で開催されていたフジロックをBGMに

制作をしていました。

オリンピック同様、開催に賛否両論がありましたが

ここまで感染者が増えている中なので難しいですよね。。。

民謡クルセイダーズのメンバーから陽性者が出たのは

驚きましたが、参加した方々の安全を願うばかりです。

 

各アーティストもMCでその複雑な心境を吐露したりしていて

なんだか泣けてきました。

家のYoutubeで観ているのは、とても楽しいひと時で

羊文学、ミレニアムパレード、Char、cero

くるり、忌野清志郎メドレー

あたりがグッときました。

特に羊文学は、スリーピースという硬派なバンド形態で

華奢な女の子達がくり出す歪んだギターと透明感のあるボーカルが

光っていました。

やはりライブはいいですね~!

それはさておき

「じゃぱとら」7月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第二十話 新しいふるさと、古民家の宿2 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:北海道石狩市の農家の倉庫で見つけた梁

挿絵2:旧山谷邸 

2021年

8月

14日

もくもくと

最近は西日本を中心に

大雨が降って災害が発生しています。

そして新型コロナウィルスのデルタ株が猛威をふるって

感染が広がっています。

コロナ禍の中での避難はさぞ大変だと思います。

皆さん、どうか気をつけてお過ごしください。

 

明日はワクチン接種2回目です。

副反応が強く出ると聞いているので、ちょっと身構えていますが

2回目が終わった同級生の友人は

「一回目と同じ腕のだるさだけだった。若くないからね~」

と言っていました。笑

スポーツ飲料を飲んでいると副反応が弱くなる、という

都市伝説をたよりに(信憑性はありません)

熱中症対策もかねてスポーツ飲料を飲みまくっています。

 

最近は11月の個展に向けてもくもくと制作をする生活です。

少しでも魅力的なイラストを描きたいと思いつつ

制作が遅れ気味で、前回とおなじく

新作と仕事のイラストのコラボ展になりそうです。

11月に世の中がどういう状況になっているか分かりませんが

原宿のHBギャラリーというところで個展をしますので

ご無理のないところで、よろしかったらお越しください。

 

2021年

8月

03日

はじまりましたね

みなさん、猛暑にマケズ、コロナにマケズ

お元気でお過ごしでしょうか?

毎日アイスが美味しくて、アイス太りしている今日この頃です。

 

東京オリンピックが開催されています。

開会式をちょっとテレビで観たくらいですが

今回は開催の是非を問う意見が多くて

いつものようなお祭り気分で観れないところがあります。

 

このコロナ禍の中で、危険を冒して開催する必要があるのか?

もっと違うところにお金をかけるべきではないか?

昨今のオリンピックはショウビジネス化しているので

本来のスポーツ選手の平和の祭典というところから

ズレてしまっている気もします。

 

私はぼんやりしていて、東京オリンピックの是非を自分の中で

真剣に考えたことが無かった気がします。

とにかくオリンピックをこの目で見たいという気持ちから

チケットに応募し、見事当選し、楽しみにしていましたが

それも無観客が決まり、幻のチケットになってしまいました。

 

確かに、優先順位を間違えているなと思います。

当初よりはるかに一兆円も増えてしまった予算。

それを国と都が、私達の血税を使って負担するのです。

一年延期になってしまった予算は仕方がないですが

もっとコロナ過で疲弊している人達や

震災復興が進んでいないところに使うべきなのでは?と思います。

メディアの都合で、この猛暑の中で競技をする選手への

配慮も欠けている気がします。

そして新型コロナウィルス感染が拡大している中での開催。

経済効果も無観客になり、あまり期待できない状況でしょう。

 

テレビで頑張っているアスリート達を観たり

メダルを取って嬉しそうな選手の顔を見ていると

明るい気持ちになるので(最近暗いニュースが多いので)

そういう国民の気持ちを明るくしてくれるという点では

オリンピックも意味があると思うのですが。。。

 

1964年の東京オリンピックとは

ぜんぜん違う雰囲気の中で開催された2021年のオリンピック。

開催されてしまったのだから、少しでも多くの人に

良いことがあることを願います。

 

オリジナル作品「1964」5年前に個展のために描いた作品です。
オリジナル作品「1964」5年前に個展のために描いた作品です。

2021年

7月

20日

やっと

暑いですね~~汗

梅雨が明けたと思ったら、猛暑がやってきました。

そんな中、一昨日やっと一回目の新型コロナウィルス・ワクチン接種を

受けてきました。

近所の集団接種会場で、モデルナ製のワクチンを接種しました。

今日は左腕が重くて、まるで50肩のように上げることができません。

体も少しだるい気がしますが、それは暑さのせいなのかも。

仕事ができないというほどの倦怠感ではないです。

 

話は変わりますが

今年の初めから練習していたピアノ曲

ベートーベンの「月光ソナタ」が、やっと終了しました。

ピアノの新約聖書と名高い名曲ですが

第一楽章、第二楽章はそれなりに弾くことができました。

が、第三楽章は、、、本当に難しかったです。

「プレスト」という一番早い速度で弾かなければならず

最初から最後まで全力疾走する中で、強弱をつけて

かつ音楽性を保って弾きこなすのは

いやはや私のレベルでは無理でした。笑

 

辻井伸行 ピアノソナタ 第14番 op.27-2 月光 第3楽章 Moonlight Sonata 3rd mov Nobuyuki Tsujii - YouTube

 

音大の人でも、この曲を弾きこなすのは

相当練習をしないとダメだと知り

どんでもない曲に手を出してしまったんだと思いましたが

チャレンジして、色々と勉強になり楽しかったです。

先生にも「よく練習しましたね。」と言っていただけて嬉しかったです。

本当に奥深く美しい曲なので、いつか上手に弾けるようになれれば

と思っています。

 

イラストの本業のことを考えると

ピアノを弾いている場合じゃないんだ!とも思うのですが

人はいつどうなるか分からないし、状況が許すなら

好きなことはなるべくしておいた方がいいのでは?と思います。

さすがに11月の個展のことを考えて

次の曲は少し易しい曲を選びました。

ショパンの「ノクターン 第20番嬰ハ短調(遺作)」

映画「戦場のピアニスト」で有名な物悲しい旋律の曲です。

 

皆さんも仕事の合間に

好きなものを食べたり、好きなことをしながら

ストレスを発散して暑い夏を乗り切ってください。

 

神保町で見つけた看板。この茶目っ気がいいなぁ。
神保町で見つけた看板。この茶目っ気がいいなぁ。

2021年

7月

07日

じゃぱとら6月号挿絵

蒸し暑い梅雨空が続いていますね。

庭の糊空木(ロケットアジサイ)の白い花が

気持ちを明るくしてくれます。

みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

 

新型コロナウィルスのワクチン接種が

とうとう私達世代でも始まりました。

今月の18日に第一回目の予定ですが

副反応がニュースをにぎわしていて、少し身構えています。

発熱や頭痛や倦怠感を感じる方が多いようなので

次の日は大事を取った方がよさそうですね。

接種を受けるかどうかの判断はなんとも言えませんが

みなさんもどうか大事にお過ごしください。

 

今日は七夕です!

曇りで星は見えませんが、今年の短冊はやはり

「コロナが一日も早く収束しますように!」ですよね。

彦星と織姫もマスクして会うんでしょうか。。。

 

それはさておき

「じゃぱとら」6月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第十二話 新しいふるさと、古民家の宿1 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:石狩浜での花火の思い出

挿絵2:古民家に風を通すために毎月通う持ち主

 

2021年

6月

24日

あさごはん

所用で吉祥寺に行ったついでに

一度行ってみたいと思っていた「WORLD BREAKFAST ALLDAY」

という二か月ごとに世界の様々な国の朝ごはんを出している

レストランに行ってきました。

街の路地を入ったところにひっそりと佇んでいるお店で

私が行ったときは「スイスの朝ごはん」でした。

 

レストラン | WORLD BREAKFAST ALLDAY | 日本 (world-breakfast-allday.com)

 

メニューにはイギリス、アメリカ、台湾の朝ごはんもあり

迷ったのですが、「ハイジやペーターも食べていた干し肉」

という言葉に惹かれてスイスにしました。

「トムとジェリー」に出てきそうな穴の開いたチーズもありました。

朝ごはんがワンプレートで1650円

少々高いような気もしましたが、ここはお試しということで

トルココーヒーと一緒に頼んでみました。

 

ミルクパンがほんのり温かく甘く香ばしくて美味しい!

干し肉(ビュンドナーフライシュ)は塩気がきつくて独特の香り。

そしてチーズは昔ヨーロッパに行った時に食べた味を思い出しました。

(日本ではあまり売っていない独特の臭みのあるチーズ)

一番美味しかったのはレシュティという、ジャガイモの細切りを

パンケーキのような形にして表面がカリカリになるまで焼いた料理で

目玉焼きと一緒に食べると、至福の時でした。

トルココーヒーは混ぜないで飲んだら、カップの底に

泥のようなコーヒーの粉が溜まってしまい

最後の後味が苦かったです。

 

ハイジやペーターやおじいさんも物語の中で食べていたであろう

パンや干し肉やチーズは素朴な味で美味しかったです。

 

朝ごはんって、その国の文化や伝統がシンプルに凝縮されている気がするので

こうやって「朝ごはん」だけをテーマにすると

何かが見えてきそうですよね。

スイスの朝ごはんを食べて感じたのは。。。

「やっぱ酪農だわ~。」でした。笑

 

2021年

6月

11日

じゃぱとら5月号挿絵

もうすっかり夏気分です。

暑いですね~。

 

コロナ禍で、ひきこもり生活になっているせいでしょうか

所用で知人に会うと、ストレスを抱えているなと感じる時があります。

私も人見知りが強くなり口下手になっている自分を発見します。

「環境が人を作る」なんて言葉を思い出しました。

 

他人というのは、いい意味でも悪い意味でも

自分の中に風を起こしてくれる存在で

人と会ってコミュニケーションするのって

大切なことなんだと思います。

皆さんも上手くストレス発散して

夏とコロナを乗り切ってくださいね。

 

とりあえず、ストレス解消のために

運動したり歌ったりしてみようかな?笑

 

それはさておき「じゃぱとら」5月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第十九話 光と風が遊びにくる家4

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:建設事務所の面接を受けている元アパレルメーカー勤務の女性

挿絵2:古民家再生された光と風が通る家

 

 

2021年

5月

28日

かんせい

雨の多い季節になりましたね。

緊急事態宣言が再延長になりましたが、みなさんお元気で

お過ごしでしょうか?

 

アニメ映画「鬼滅の刃」が日本だけでなく、世界でもヒットしているようで

コロナ禍を吹き飛ばすような快挙で素晴らしいです。

周りの人も面白いと言っていたので、私も漫画を読んだり

テレビアニメを見てみたのですが。。。

結局、漫画もアニメも途中で観なくなってしまいました。

そのくらい私にとっては少し苦手な作品で

(暗くて、怖くて、哀しいのは苦手なのです。)

正直、あまり面白いとは思えませんでした。

 

最近までNHKで放送していた朝の連続ドラマ「おちょやん」は

視聴率が悪かったそうですが、脚本や伏線がよくできていて

主演の杉咲花さんの演技も光っていたし

長い尺の映画を観ているような気持ちになり

とても面白いと思いました。

ここ最近の朝ドラの中では傑出した作品だった気がします。

 

私の感性って、少し世間からズレているのだろうか?

 

と思いましたが、よく人に「天然だね」と言われるので

そうなのかもしれません。

よく考えたら子供の頃からそんな感じで

周りの友達がジャニーズのアイドルにキャーキャー言っていた横で

岩崎宏美のファンになり、ブロマイドを集めていたような子供でした。

ジャニーズはカッコイイとは思うのですが、好きにはなれなかったのです。

 

そんなちょっとした世間とのズレを

イラストの業界に入ってからはあまり感じなくなりましたが

(個性的な人が多い業界なので)

「鬼滅の刃」という作品をきっかけに、自分の感性は昔と変わらず

世間から少しズレているのだな、と再認識できた気がします。

 

この私の感性は、イラストレーターとして弱みになるのか

強みになるのか、どうなのだろう?

と思うことがあります。

ただ、自分の内から出てくる感性に正直でいたいと思うし

その差を意識して、仕事の時に調整できる

アートディレクターのような視点が必要なのかな?と感じています。

(大御所イラストレーター木内達朗さんも、そうおっしゃっていました。)

 

こんな事ばかり言っていると

どこかで、鬼滅ハラスメントに会ってしまうかも。笑

 

 

 

鬼滅の刃11(Blu ray)/外崎春雄監督/アニプレックスより
鬼滅の刃11(Blu ray)/外崎春雄監督/アニプレックスより

2021年

5月

16日

じゃぱとら4月号挿絵

5月の風って気持ちがいいですね~。

窓からの風がふわっとしていて心地よく、いい季節になりました。

 

緊急事態宣言が延長されて、ステイホームな日々が続いています。

大事をとって知り合いの展示などには伺っておらず

不義理になってしまっていて申し訳ありません。

近所にしか出かけていないので、仙人になった気分ですが

家にいてもやる事は沢山あったりするので

何とか元気に過ごしています。

 

刺激が少ないせいか、以前よりも散歩している時に見つけた植物や

日々の食べ物に喜びを見出すようになった気がします。

 

例えば「Picture This」なんてアプリがあるのですが

道端で見つけた気になる植物の写真を撮ると

すぐに名前と特性を教えてくれるので、なかなか面白いです。

写真に写った植物の様子を見て、「水分不足ではないですか?」

などと注意してくれたり、育て方も教えてくれたりと

ガーデニング好きには、かゆところに手の届くようなアプリです。

(トライアル7日間以降、年間2900円の課金があるので注意してくださいね)

 

食べ物は「ゆず健康法」というものを友人から聞き

大病をした友人に健康法の本を送ったり、自分でも日々の食事に

取り入れたりしています。

ゆずって和食のちょっとした薬味や香りづけというイメージを

持っている方が多いと思いますが

実はその成分は、かなり万病に効果があるようで

抗がん作用、認知症、関節炎、高血圧、血管疾患、花粉症、エイジングケアetc..

とにかく日々の生活でゆずを食べていると健康にいいらしいです。

(実だけではなく、皮やワタ、袋、スジ、種もです)

時代によって色々な食材が注目されていて

ゆずもその一つだとは思いますが

気になる方は本が出ていますので、よかったら読んでみてください~。

 

病気にならない「ゆず」健康法 | 岡山栄子著 山分ネルソン祥興監修 | 書籍 | PHP研究所

 

それはさておき

今月も「じゃぱとら」4月号、森久美子さんの連載小説「木は生きている」第十九話 光と風が遊びにくる家3の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:主人公がお客様の好みや要望に寄り添い家を作るイメージ

挿絵2:木工教室のイメージ

 

2021年

5月

04日

つらつらと

ゴールデンウィーク真っ只中ですが

みなさん、お元気でお過ごしでしょうか?

緊急事態宣言下のGWなので、あまり出かける気分では

ないかもしれませんね。私は家に籠ってイラストを制作しています。

 

あまりに刺激のない生活をしているので

ブログのネタに困ってしまいますが。。。

いつも自室には、大学ノートの雑記帳なるものを一冊用意していて

その時ラジオから聴こえてきた気に入った音楽や

人の言葉、知識、買った花のプラカードなどを

発作的に書き留めています。

その時に気に入った音楽などを後で聴いてみると

ぜんぜんよいと感じなかったりして、人の感性っていい加減で

刻々と変化してるのだなと思いました。

その中のネタを幾つかご紹介します。サラッと読んで忘れてください~。笑

 

〇asicsのスニーカーは履き心地が良い

 

〇2020年・サラリーマン川柳

 「Zoom会議 ミュート忘れて 愚痴ばれる」

 

〇アルゴリズム=手順や計算方法、やり方

 

〇横綱イワシ=関取イワシの数倍の大きさの深海魚が発見された。

 

〇気に入った音楽

 「ステップ」/羊文学、「ミルクとシュガー」/大橋トリオ&上白石萌音

 「都会」/大貫妙子、「Things」/Louis Cole

 

〇「宝石の国」/市川春子著の漫画が面白いらしい。(友人情報)

 市川さんはエディトリアルデザイナーだった方。

 

〇スティーブン・キングの言葉

 「人生とは満ち足りることが少なく、往々にして残酷で、通常は退屈で

  時々は美しい。」

 

こんな感じの他愛無い事をツラツラと書き留めています。

結局、最近買ったスニーカーはNIKEだし

横文字言葉は何度も使わないと忘れてしまうし

このネタを友人知人との会話で披露するわけでもなく

この行為がどこまで役に立っているのか?はなはだ疑問ですが

少しずつ私の血肉になっているだろう。。と信じて、今は二冊目に突入しました。

後から読み返すと、自分の思考パターンが見えたりして

恥ずかしかったり面白かったりです。

 

みなさんも体調に気をつけて、残りのGWをお過ごしください。

 

二冊の雑記帳。色々な物を貼るので膨らんでしまいます。
二冊の雑記帳。色々な物を貼るので膨らんでしまいます。

2021年

4月

22日

じゃぱとら3月号挿絵

桜が終わってハナミズキの花が咲き

いつもの春が通り過ぎようとしています。

いつも通りではないのがコロナの状況で、東京は緊急事態宣言が

発令されそうです。変異種の感染も増えてきているみたいなので

今一度、気を引き締めて過ごしたいですね。

 

仕事の効率化のために、とうとうiPadを購入しました。

一番大きいProシリーズにしたのですが

現在とても売れているようで、入荷待ちだと言われ

先日やっと送られてきました。

やはりアップルペンシルの操作性は偉大です。。

液タブよりも筆圧を感知して、リアルに紙に描いているような

感覚で描けるので、ストレスが無く気持ちがいいです。

まだしばらくお家時間が長くなりそうなので

iPadのバーチャルな世界に浸ろうかと思っています。

 

そういえば最近、音楽ストリーミングサービス「Spotify」の無料サービス

なんてものも聴き始めて楽しんでいます。

有料よりは使い勝手は悪いですが、アマゾンやアップルの音楽配信のように

期間限定の無料サービスではないので

ありたいたなあ、と思います。

あなたにおススメの音楽とかセレクトしてくれるが面白いですね。

 

それはさておき、じゃぱとら3月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第十九話 光と風が遊びにくる家2 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んで、体にいい建材について

考える主人公の気持ちをイメージして描きました。

 

挿絵2:名古屋港を出港する「とうかい号」

 

2021年

4月

10日

ありがとうございました!

3月10日から竹尾見本帖本店で開催されていました

「新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集展」が

昨日、無事終了いたしました。

 

お越しいただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま

コロナ禍の中、どうもありがとうございました。

会場では好きなカバー3種を選んでいただいて装丁本も販売しましたが

沢山の方々にお買い上げいただいたようで、ありがたかったです。

また私のカバーを選んでくださった皆さま

本当にありがとうございました!

 

私は

「春日山おして照らせるこの月は妹が庭にも清けかりけり」

作者不詳 巻七・一〇七四

 

という歌をテーマにイラストを描きました。

沢山の歌を一つ一つ読んでみて、この歌のイメージが

心の中でくっきりと浮かび上がって見えたのと

恋心を静謐に表現しているところが素敵だと思ったからです。

月を見て「あの人も同じ月を見ているのかな?」

なんて想った甘酸っぱい時代もあったような無かったような。。

その人と自分を繋ぐのは月の光だけなんですよね。

そんな静かなロマンチシズムを感じる歌です。

 

カバーは、いつの時代も人の心と在りようは変わらないという

万葉集の普遍的なイメージを表現したいと思い

満天の星空を描きました。

 

私は装丁家の小川恵子さんとペアを組んで参加しましたが

小川さんのお仕事は以前から拝見していて

いつも、この本の中にどんなお話が詰まっているのだろう?と

ワクワクとさせてくれる鮮やかなデザインをされていて

素敵だなと思っていました。

今回、ご一緒できて嬉しくありがたかったです。

 

カバーのデザインは「そうきたか!」という驚きがありました。

「ポイントの無いイラスト」

というのが、今回のカバーのポイントなのではと思います。

ラフでは天の川を表一に描く構図で提出したのですが

小川さんは、天の川を折り返しに移動したいと

「古川さんのイラストなら色鉛筆のテクスチャーだけで

見せられると思います。」と言ってくださったのですが

そんな小川さんの、目から鱗のような感性に触れられたのも

貴重な体験でした。

一見静かだけれど雄弁に語っているようにも見える

カッコいいカバーに仕上げていただき感謝しています。

 

他の方々の作品も拝見していて

それぞれのアプローチや仕上がりが興味深く面白かったです。

20組の個性炸裂という感じで。。でも皆さんプロとして

バリバリお仕事されている方ばかりなので、見応えがありました。

そして展示の準備や、期間中盛り上げてくださった

協会員の皆さん、本当にありがとうございました。

 

2021年

4月

01日

じつは

桜が満開になって、もう散ってきましたね。

今年は春が早く訪れました。

庭のラミレスやアジュカの花もほころびはじめました。
春眠暁を覚えずというだけあって、けだるい午後です。

仕事をせねば。。

 

最近知った事実なのですが

実は私、何代か前の先祖にイギリス人がいて

8分の1イギリスの血が混じっているようなのです。

母が亡くなって、戸籍を取り寄せてみたら分かった事実です。

本当に驚きました!

その人は幕末に幕府が開国した際に

日本に駐留した外交官だったそうです。

どうやら生麦事件にも関係していた方みたいです。

学生のとき、英語の時間によどみなく英語が喋れるので

自分のネイティブな英語力を不思議に思いましたが。。

この事実を知り腑に落ちました。

 

なのでその英語力を生かして

現在、米国のアップル社から企業広告のイラストを依頼されていて

ギャランティの他に、一生分のアップルPCを無料で頂けるという

夢のような素晴らしい契約を結びました。

もちろんギャランティは0が7桁ぐらい付きます。

そして、打ち合わせの時に趣味はピアノですと伝えたら

イギリスのウェンブリー・スタジアムでソロ・コンサートをしないか?

と誘われました。

さすがはアップル社。そんな力もあるんですね!

 

・・・・・・・・・・・・

 

これ以上書くと、痛い人になるのでやめておきます。

さてと仕事に戻ろうかな。

みなさんも楽しい春をお過ごしください~♪

 

2021年

3月

21日

じゃぱとら1月号挿絵

3月の後半になり、東京も桜が咲きそうです。

昨年の自分のブログを読んでいると、2021年の春には

コロナも収束するだろうから、みんなで花見をしたいと書いていました。

それは、もう少し先になりそうですね。

お楽しみは取っておいた方がより楽しく感じるというもの。

ワクチンも接種が始まったし、来年こそお花見できるといいですね。

 

最近は何かと雑用が多くてバタバタとしていますが

11月の個展に向けて、制作を進めているところです。

今回は「音楽」をテーマにイラストを展開する予定です。

昨年からピアノを習い始めたので、音楽を聴いたり

考えたりすることが多くなりました。

そしてますますその美しさや深淵さに触れ

今は生活の一部になっています。

 

以前このブログに書いたかもしれませんが

昔、保育園でパートをしていた時

どうしても泣き止まない2歳の男の子がいて

色々な遊びを持ちかけたのですが、まだ泣き止まず。。

ふと「アイアイ」の歌を歌ったら

にこ~~っ^^と笑い始めたのです。

その時、音楽の力ってすごいな!と実感しました。

音楽は絵と同じように人の心を動かす力があるので

私も日々、心のサプリメントのように音楽を聴いていますが

そんな音楽への気持ちを表現できたらと思っています。

 

それはさておき

「じゃぱとら」1月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第十八話 家づくりは幸せづくり4の挿絵を担当しました。

岩手県の遠野は昔から人と馬が共に暮らした文化が残っています。

馬を慈しむ気持ちをイメージして描きました。

 

2021年

3月

09日

新・和本装丁展

明日3月10日より始まる、所属している日本図書設計家協会の

「新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集展」に

参加します。

 

会期:3月10日(水)~4月9日(金)

11:00~18:00(土日祝休み)

会場:竹尾見本帖本店2階 (地図↓)

見本帖本店・各店|紙を選ぶ|竹尾 TAKEO

共催:(一社)日本図書設計家協会・(株)竹尾

協力:(株)渋谷文泉閣・関西美術印刷(株)

 

協会の装画家・装丁家が和様のファインペーパーを用いて制作した

「令和時代の新しい和本」をご覧いただきます。

新元号の拠典となった万葉集から20首を選び

絵と文字で表現する「万葉画集」として一冊の本に仕立てました。

装画、装丁、紙による

色とりどりの和歌の世界をお楽しみください。

 

私は装丁家の小川恵子さんとペアを組んでいます。

ささやかな恋心を感じる静かな歌を選び

装画、挿絵を描き、デザインしていただきました。

制作途中は楽しかったり苦しかったりでしたが

小川さんの温かい励ましに背中を押していただいた気がしました。

実践!装画塾でお世話になった、講師の宮川和夫さんや

臼井新太郎さんもご一緒に参加されています。

 

ぜひ!とは言いにくい世相ですが。。よろしかったらお立ち寄りください。

 

2021年

2月

23日

だんしゃり

梅の花が満開で見頃ですね。

少しずつですが、前にこのブログでお伝えした

「断捨離」というものをしてみました。

 

ずっと使っていない物は未来もきっと使わないだろうと

思い出の品以外、家の中のガラクタを捨てまくっています。

いや~あるある、いらない物だらけ。

家にある物の60%くらいはそんな物じゃないかと思いました。

 

「断捨離」はまだまだ続いていますが

家もかなりスッキリしてきて、やはり気持ちも何だかスッキリしました。

大した事ではないのに、何だかいい事したな。。という気分です。

 

ちなみにどんな物を捨てたかというと

・8年前にトレランレースで被ったカエルのかぶりもの。

・顔面筋トレ用に買った、怪しい器具(結局筋肉質になり過ぎて

 舘ひろしみたいな顔になってしまった。)

・ほとんど使わなかったヘアアイロン

・義理で知り合いから買った、一度しか聴いていないCD

・10年あっても使わない画材(彫刻刀、バレン、テグスなど)

・前の家で使っていたカーテン

なんて感じでしょうか。

もちろん、洋服、本、雑貨、仕事の資料などもゴソッと捨てました。

 

「断捨離」をして何かいい事はあったのか?というと

実感はまだそんなにありませんが

自分を俯瞰して見れたのが一番の収穫だった気がします。

 

例えば美術、イラストの実用書を沢山持っているのに

読まずに活用していなかったので反省したり

とにかく未読の本が多かったので

最近は寝る前に必ず本を読むようになりました。

友人・知人からもらった手紙を久しぶりに眺めて、ありがたみを感じ

今どうしているのだろうと思い出したり

家の物を使いやすいように、位置を変えるなどの工夫をしたり

買い物をする時、これは必要かどうか?前より考えるようになりました。

 

「気の持ちよう」という言葉がありますが 

単純に、部屋がスッキリしていると気分も良くなると思うので

気分が良くなると、仕事や人間関係にも良い影響があるのでは?

という希望的観測を抱いています。

しかし本当に断捨離したいのは、正月太りしたお腹の

はみ肉だったりしますが。。

 

よかったら、みなさんもお試しください~。

 

2021年

2月

15日

優しいおうち

気がつけば、昨日はバレンタインデーでした。

チョコを渡したくても、会って渡しづらい今日この頃なので

売れ行きはどうだったのだろう?と思いますが

世の男性のみなさま、お疲れさまです。ハッピーバレンタイン♪

楽しい一日を過ごされたでしょうか?

 

それはさておき

先日、2月6日に中央公論新社から発売されました

森久美子さんの著書「優しいおうち 古民家再生物語」の装画と扉絵を

担当しました。

雑誌「じゃぱとら」(住まい教育推進協会)の森久美子さんの

連載小説「木は生きている」の書籍化第二弾です。

前回の時は挿絵を、今回は装画を担当させていただいて

ありがたく嬉しかったです。

装丁は中央公論新社デザイン室です。

 

年末の短い時間で描いた装画ですが、こんな風にデザインしていただいたのは

初めてだったので新鮮でした。

なんだかバレンタインデーのプレゼントをもらった気持ちです。

扉絵は3年前くらいに雑誌「じゃぱとら」で描いた挿絵の一部を流用して

いただきました。

読売新聞、朝日新聞に書籍の広告が載ったのですが、私の名前とイラストも

載せていただいてありがたかったです。

 

書店、アマゾンで絶賛発売中ですので

よろしくお願いいたします!

 

2021年

2月

04日

じゃぱとら12月号挿絵

節分の日、年末から続いた慌ただしい日々から解放されました。

 

今年の節分は2月2日だったそうで

この日が節分になるのは124年ぶりなんだとか。

だからという訳ではないですが、厄払いでもしてみようと

近所のスーパーで売っていた鰯の頭を刺した柊を玄関に飾ってみました。

「鰯の頭も信心から」ということわざは、ここから来ているのですね。

 

最近は、NHKの朝の連続テレビ小説「おちょやん」を

朝食の時に見るのがささやかな楽しみなのですが

今までの朝ドラのセオリーから外れた感じでなかなか面白いです。

以前から朝ドラには「本当の悪人」が出てこないな、と思っていました。

ちょっとひねくれた人とか、嫌みっぽい人は出てくるけど

結局は主人公を応援するいい人になってしまうので

現実の世の中の業とか悪とかは、こんな甘い世界ではないのよ。。

と心の中でつぶやいていました。

老若男女の支持を得ようとすると、そんな予定調和なドラマになって

しまうのだろうと思ったし、私もそんなホッとする雰囲気を

楽しんでいるところがありました。

 

しかし「おちょやん」に出てくる、主人公千代の父親はすごいです。

妻が亡くなってから、後妻をもらったと同時に

8歳の千代が邪魔なので奉公に出し、18歳の時にいきなり

現れたかと思ったら、妻には逃げられ弟は家出し

酒と博打の借金で首が回らなくなってしまったので

借金取りに言われるまま、千代をいかがわしい店に売り飛ばそうとしました。

壊れっぷりがすごいです。。。

こんな壊れたキャラクターは朝ドラで見たことが無かったので

今回のドラマは凄みと深みがあるなと思いました。

そんな父親に悩みながらも、周りの人たちに恵まれたくましく生きていく

千代の瑞々しさは、朝に活力をもらえる気がします。

 

また主人公の相手役の男性は好青年というのが、これまでの定石でしたが

これも女遊びに溺れる頼りない青年(でも本当は優しくていい人)という

感じで、ちょっと色っぽいキャラクターです。

このテイストの変化は単に脚本家の個性なのだろうか?

はたまた、朝ドラのターゲットやニーズが変わってきているのでは?

などと思い巡らしています。

 

NHK連続テレビ小説『おちょやん』

 

それはさておき

仕事のご報告が遅くなりましたが

「じゃぱとら」12月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第十八話 家づくりは幸せづくり3

の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:実家の工務店を継いで葛藤する主人公

挿絵2:遠野市の春の荒神神社

 

2021年

1月

19日

さいきんは

年末から怒涛のような忙しさに見舞われ

このブログも少しご無沙汰していました。

庭には霜が降りて、ビオラの花が縮こまって咲いています。

東京は緊急事態宣言が出ましたが

みなさん、ステイホームで過ごされているのでしょうか?

 

私はこの仕事の忙しさがひと段落したら

家や仕事部屋の「断捨離」をしようかと思っています。

仕事柄またwithコロナ生活もあって、ほとんどの時間家に居るので

もっと居心地のいい、過ごしやすい空間にしたいと思ったからです。

今のウチの中は、沢山の物があちこちに置いてあり

リビングの隅には段ボールやゴミが集積されていて

見た目にも落ち着かなくて乱雑な感じです。

運気が上がるとかそういう事だけではなく

住居空間がスッキリしていると、やはり気分もよくなるのかな?

と単純に思ったからです。

 

12年前に、知り合いのオタクな男性が

自分の部屋にあるフィギュアと本を、4tトラック一台分捨てたのですが

その直後、素敵な彼女ができてご結婚されたので

「断捨離」はあながち眉唾でもないのかも。。と感じています。

 

【断捨離】捨てまくったら運気が良くなった話〜体験談〜 | ずぼらーだ (zuboradesu.com)

 

ステイホームで料理や園芸に凝る人、スポーツを楽しむ人

物作りに励む人。。。皆さん色々だと思いますが

私はしばらく断捨離に励みます~。笑

 

2021年

1月

01日

おしょうがつ

元旦のハレ日です。

覚えている限り、東京の元旦はほぼ快晴だったと思いますが

空を眺めていると、新たな年の空気を吸い込んで

気持ちがリセットできる気がするので

私は元旦の澄んだ青空が好きです。

 

今年は喪中なので、新年のご挨拶は控えさせていただきますが

みなさま昨年はお世話になりました。

本年もよろしくお願いいたします。

 

昨年は新型コロナウィルスのパンデミックで

世界中が大変な年になってしまいました。

多くの方が感染してお亡くなりなっている中

こうして生きて令和3年が迎えられたのがありがたく

一日も早い収束を祈るばかりです。

医療従事者の方々の現場での奮闘に感謝して

自分にできる事を細々とでもして、日々の生活に明るさを見つけて

今年も過ごしていきたいなと思っています。

 

私自身の生活は、イラストレーターという家で仕事をする職業なので

ライフスタイルにあまり変化はありませんでしたが

昨年は他人と会う機会が大幅に減ったので

自分をゆっくり見つめる時間が多く持てた気がします。

自分の心のネガティブさを感じ、そこからより良い方向に進む道筋を

得られたのが昨年の一番の収穫だった気がします。

 

ラジオを聴いていたら同じような事を言っている

芸能人や文化人が何人かいて

みんな似たような事を考えていたのだと実感しました。

大変な状況ではありますが、そこからプラスの事も見つけ出し

次の時代に繋げていけたらいいのですが。

 

一年の計は元旦にあり、ということで

今年は「楽しむ」という言葉がキーワードです。

仕事は楽しいだけではありませんが、楽しんで描かないと

読者の方々にも楽しんでもらえないのではないか?と思うし

趣味や生活はささやかでも工夫して楽しめたらなと。

最近の楽しみは、スマホのラジコでハワイアンミュージックを聴きながら

お風呂に入ることです。

なんとも気分がとろけていいです~~。

 

みなさんもどうか体調に気をつけて

楽しいお正月をお過ごしくださいね。

 

2020年

12月

24日

メリークリスマス!

みなさん、どんなクリスマス・イブをお過ごしでしょうか?

今年は大変な年になってしまいましたが

今日、明日はおウチでゆっくり楽しいクリスマスをお過ごしください。

  • ★\(*’v`*)♪merryXmas♪(*’v`*)/★,。・:・゜

 

私はお仕事しながらこのブログを書いています。

いつもと変わらない、ラジオを聴きながらのクリスマス・イブです。

ただ近所のイタリア料理店のテイクアウトで

夕食にハチノスの煮込みを食べました。

洋風モツ煮込みのようなものです。

形がちょっとグロテスクで独特な味わいなので

あまり得意ではないのですが、普段食べていない洋風料理を食べたくなるのが

クリスマスというもの。。

クリスマスが終わったら急に和風モードに変わる国民性なので

今日、明日は思いっきり食事だけでも洋風を楽しもうと思っています。

 

年の瀬に入り、打ち合わせで人と会う機会が増えました。

マスクをしながらクライアントさんとお話していると

コーヒーを飲みながら軽い雑談をするありふれた時間は

失ってみてかけがえのないものだったのだなあ、と感じます。

逆に一人でいたからゆっくり自分を内観できたり、考えられた事もあったので

物事というのは、つくづくプラスとマイナスがあるのだと思いました。

 

お会いできていないみなさん、どうかお元気で

楽しいクリスマスをお過ごしください☆

 

ウチのクリスマスローズです。今年ももう少しで咲きそう。
ウチのクリスマスローズです。今年ももう少しで咲きそう。

2020年

12月

15日

旅立ち

年の瀬になり、ますます冷え込んできました。

コロナの感染も広がってきているので気をつけたい毎日ですね。

 

そんな中、12月8日に母が亡くなりました。

享年88歳でした。

昨年の11月に胃ガンの手術を受けて、術後の経過は良かったのですが

今年、非常事態宣言が出た頃から

風邪を引いたり食欲が落ちて、食事による栄養が摂れなくなり

入院したり介護施設に入ったりしていたのですが

最後は栄養失調による老衰で亡くなりました。

ほぼ苦しまないで旅立てたことが、家族として少しほっとしているところです。

そしてこのコロナ禍の中、亡くなる4日前に

奇跡的に15分だけ母を見舞うことができて、ありがたかったです。

 

娘として出来ることは限られていましたが

家族が一つになり悩んだり、考えたり、動いていく途中で

病院の先生や看護婦さん、リハビリ療法士さん、ケアマネージャーさん

ヘルパーさん、母の友人知人など多くの方々が

母や私達家族を温かく励まし支えてくれた一年でした。

その全ての方々に感謝いたします。

 

昨日、私の誕生日に葬儀が行われ、旅立つことができました。

一生忘れることのできない誕生日になりそうです。

「母にはめられた~!」と心の中でつぶやきました。笑

生前、母とご縁のあった皆さま、本当にお世話になりました。

どうもありがとうございました。

ご連絡先が分からない方々も多いので

このブログを見て、母の事を知っていただけたら幸いです。

 

母が亡くなった翌日

酔狂にも知人の展示巡りをしていまして

今年の8月に亡くなった装丁家の坂川栄治さんの追悼展にも伺ってきました。

 

坂川さんの代表的な装丁本とイラスト原画などが展示されていて

知らなかった一面も拝見できて嬉しかったです。

年賀状がファイルされていたものを読んでいたら

坂川さんのお母様も81歳で胃ガンになって全摘手術を受け

そのあと介護施設に入られて、体重が30㎏くらい落ちたそうです。

でもそのおかげで、坂川さんが子供の頃の若いお母さんの顔に似てきたので

「母親がなったのが胃ガンでよかった」と書かれていました。

そうか、そんな発想もあるんだなあ、と思い

奥様や娘さんが、健気にもお客様とケラケラと楽しそうに

坂川さんの思い出話をされているのを眺めていたら

なんだか癒されました。

 

ちょっと我儘だったけれど、明るくて面白くて友人も多く

なかなか弱音を吐かず強く生きた人でした。

そして優しかった。。。

母ともう会ったり話せないのは寂しいですが

沢山思い出をつくり、沢山愛してもらった気がします。

本人も「もう思い残すことは無い」と、生前よく言っていたので

梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」ではないですが

 

お母さん、脱出おめでとう。

そして今まで、本当にどうもありがとう。

という言葉を母の旅立ちにかけたいです。

 

なんだかとりとめが無くなるのでこの辺で。。

母のことはまたいつか話させてください。

寒くなってきたので、皆さんも体調に気をつけてお過ごしくださいね。

 

今年の6月に最後の麻雀大会をしました。父も母も麻雀が大好きで、子供の頃は家に雀卓がありました。ちなみに私はゲームはできますが弱くて、いつも母に振り込んでいました。汗
今年の6月に最後の麻雀大会をしました。父も母も麻雀が大好きで、子供の頃は家に雀卓がありました。ちなみに私はゲームはできますが弱くて、いつも母に振り込んでいました。汗

2020年

12月

03日

たのしむ

12月になりました。

例年より暖かい気がしますが、少し空気が冷たくなってきましたね。

 

第6回東京装画賞展もおかげさまで無事に終了しました。

コロナ禍の中、お忙しい中、お越しいただいた皆さま

気にかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

スタッフの皆さまも大変お疲れさまでした!

後半は色々と立て込んでしまい、お手伝いに参加できませんでしたが

昨日やっとひと段落したところです。

 

こういったイベントや仕事で緊張感が続いていると

納品が終わったらオフの日に何をしようかと

楽しみに思いをめぐらすのですが

先日ふと「自分にとって楽しい事って、いったい何なのだろう?」

と考えてしまいました。

 

とりあえず見たかった映画や本などのコンテンツを楽しむ。

美味しいお酒や食べ物を食べる。

あたりは容易に思いつくのですが、本当にそれが一番楽しいのだろうか?

と考えると分からなくなってしまう時があります。

友人知人と話したり飲んだりするのも楽しいし

小旅行をするのも楽しいですが

なかなかそれもこの世情では、全面的に楽しめない今日この頃です。

 

正直、イラストを描いていて「楽しい」とだけは思えないです。

そこにはいつも緊張感と苦しさがともないます。

プロなのでそれは当たり前のことだと思います。

 

皆さんはどんな瞬間に「楽しい」と感じますか?

 

私はどうせ同じ人生なら、なるべく楽しんで生きたいと思っているのですが

ふと感じた疑問から

「楽しい」をもう少し追及してみたくなりました。

なので、来年の抱負にしようかと思います。笑

なかなか収まらないコロナ禍の昨今ではありますが

感染や体調に気をつけながら、楽しい師走をお過ごしください☆

 

原宿の裏通りで見つけたなんとも不思議な美容院。コンテナに西洋甲冑。。鎖が付いているのは夜中に動き出すからでしょうか?
原宿の裏通りで見つけたなんとも不思議な美容院。コンテナに西洋甲冑。。鎖が付いているのは夜中に動き出すからでしょうか?

2020年

11月

20日

第6回 東京装画賞展

告知が遅くなりましたが11月19日から池袋にある「ギャラリー路草」で

私の所属している日本図書設計家協会主催の

東京装画賞展が開催されています。↓

 

http://gallery-michikusa.jp/exhibitioninfo/201119m/

 

この展示は課題図書の装画を競うコンペでして

私も第3回で入選しています。

今回はゲスト審査員に文藝春秋デザイン部の大久保明子さん

協会の審査員としてbookwallの松昭教さん

協会会長の小林真理さん、副会長の小島トシノブさん

実行委員長の山田博之さん

に審査していただきました。

 

19日は授賞式もあったので、私も司会を務めさせていただきました。

この口下手な私が司会。。。!

緊張しました~~汗 

とりあえず無事に終わってよかったです。

コロナ禍ということもあり、欠席される受賞者の方もいらっしゃいましたが

思っていたよりお集まりいただき嬉しかったです。

 

このコンペでは、既視感のないイラストとかではなく

仕事として実践的に通用する装画であることが重視されるところが

特徴だと思います。(他のコンペでは既視感のないイラストは重視されます)

第4回の金賞受賞者の合田里美さん、今回金賞を受賞したカワタアキナさんは

現在、装画のお仕事で活躍されています。

とあるギャラリーで合田さんとお話する機会があったのですが

「皆さんに東京装画賞の合田さんだね、とよく言われるんですよ。」

とおっしゃっていました。

そういうお話を聞くと、頑張ってコンペティションと展示のお手伝いをして

良かったな!と思います。

 

もう一つ、東京装画賞展には「ホール・オブ・フェイム」(名誉の殿堂)

という賞がありまして、装画と装丁どちらにも功績のあったクリエイターの

方が受賞されています。

今回は司修さんでした。

会長・小林真理さんの必死の交渉の末、会期間近に

版画、装丁本やポスターをお借りすることができ、受賞展に花を添えました。

 

私はこの「ホール・オブ・フェイム」を東京装画賞受賞展の

中で展示することにとても意義を感じていて

装丁や装画の歴史を作ってきた巨匠と、これからの装画を担ってゆく

若い作家さん達の作品を一堂に見ていただく事で

日本の装丁という世界の奥行を感じていただけるのではないか?

と思っています。

 

そして、私の師匠でもある装丁家・坂川栄治さんの追悼展も同じ会場で

開催されています。

坂川さんは第3回~5回の審査員を務めていただきました。

こちらも見応えのある展示となっております。

坂川さんのお写真がとてもいい笑顔で、お亡くなりになったのがいまだに

信じられない気持ちです。

第4回の審査中にふざけて二の腕をつねられた

(坂川さんは、女性の二の腕をつねるのが好きでした。。)のが

懐かしく思い出されます。

 

そんなこんなで、想いの詰まった東京装画賞展が今年も開催されています。

この様なコロナ禍の状況ではありますが

ご無理のない範囲でお立ち寄りいただけましたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

坂川栄治氏・追悼展
坂川栄治氏・追悼展
「ホール・オブ・フェイム」受賞の司修氏・展示
「ホール・オブ・フェイム」受賞の司修氏・展示
こんな感じで司会をしました~!
こんな感じで司会をしました~!

2020年

11月

16日

じゃぱとら11月号挿絵

気がつくと今年ももう11月です。

早いですねえーー、光陰矢の如し。

今年の流行語大賞はやはり「新型コロナウィルス」なんでしょうか?

それとも「リモート」とか「ロックダウン」とか。。

 

ここ最近は、少しずつギャラリーにも通い始めています。

コロナ感染に対して、最近は人それぞれで温度差があるように感じます。

大人数で居酒屋で飲み会をする人もいれば

「家におでんを食べに来ないか?」と誘ってくれる友人がいたり

こちらから「会おう」と誘うと、「いや、リモート飲みにしよう」と

言われたり。

私は流行りだしてから半年間は家族以外ほとんど

他人に会わない生活をしていたのですが、ギャラリーなどで

久しぶりに直接会って他愛ない会話ができると、やはり嬉しいです。

 

ギャラリーは青山通り付近が多いのですが、原宿駅を使うので

表参道や竹下通りの人混みを避けて、東郷神社を抜けて

裏通りから行く道を発見しました。「裏原宿」とでもいうのでしょうか。

西洋のいかつい甲冑が置いてある不思議な美容院や

美味しいハチミツのお店など。。

こんな世情にならなければ、たぶん一生見ることもなかった風景に

出会えたのも楽しい出来事でした。

 

ここ数日は一日の新規感染者数が増えているみたいなので

どうか皆さん、体調に気をつけてお過ごしください。

 

それはさておき、今月も「じゃぱとら」11月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第十八話 家づくりは幸せづくり2 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:カセットテープで聴く桜田淳子の「私の青い鳥」

挿絵2:青笹しし踊りに使う「かんながら」を削る練習をする主人公

 

2020年

11月

06日

じゃぱとら10月号挿絵

ブログの更新が半月くらい滞ってしまいました。

気がつくと空気は冷たくなり寒い夜はオイルヒーターをつけて

暖をとる季節になりましたが、皆さんお元気でしたでしょうか?

 

6年くらい使っていたPCの使い勝手が不自由になってきたので

思いきって新しいPCに替えました。

6年もたつと容量やスペックなどが格段に高くなりますね。

アドビのFrescoなどのソフトが使えるようになりました。

時間のかかる私のイラスト問題の一助になればと願っています。

 

PCといえば、最近はなにかとリモートで会議や打ち合わせをしていますが

会議中に相手の部屋や着ている服に関心を寄せて詮索することを

「リモハラ」と言うそうです。

私も会議中、相手の部屋を詮索したことがあり

「そうだったのか、私はリモハラをしていたんだ~!」と

軽い罪悪感をおぼえました。

最近は何でもハラスメントになってしまう時代ですが

例えば、リモート会議中に会社の課長が部下の女の子に

「君の部屋、女性らしくていい感じだね」と言ったら「リモセクハラ」?

いやはや、ハラスメントのてんこ盛りになりそうな時代です。

人の揚げ足を取るのもほどほどに。。

もう少しおおらかな空気が今の時代に必要なんじゃないだろうか?

と感じる今日この頃です。

 

それはさておき、雑誌「じゃぱとら」10月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第十八話 家づくりは幸せづくり1 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:岩手県遠野市にある「青笹しし踊り」を描きました。

「かんながら」と言ってドロノキを鉋で細長く削りとったものを

ししの髪の毛にしています。

資料のために動画↓を見てみましたが、なかなか勇壮な踊りです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Q_pypxk56NU

 

挿絵2:柳田國男の「遠野物語」にある「オシラサマ伝説」↓(馬と娘の悲恋の話)を描きました。

 

https://washimo-web.jp/Report/Mag-Oshirasama.htm

 

2020年

10月

21日

アートにエールを!

東京都主催のプロジェクト「アートにエールを!」に

昨年、CDアルバム「くもり時々雨のち晴れ」の装画を描かせていただいた

ユーフォニアム奏者の新井秀昇さん、ピアニストの清水初海さんと

参加させていただきました。

 

コロナ禍で活動に影響のあったアーティストを応援しようと

東京都が立ち上げたプロジェクトで

新井さんと清水さんの楽曲に、私のイラストがコラボする動画を制作しました。

初夏の頃に制作をはじめて、納品が8月末くらいだったでしょうか。

やっと最近になりYoutubeに作品がアップされたので、お知らせいたします。

よろしかったらご覧ください。

 

ー祈りー

このような機会を設けていただき、表現者として今なにを表せるのか

自分たちへ問いました。 三人の共通した答えは、様々な「祈り」でした。

新型コロナ禍で亡くなられた方々やそのご遺族、医療従事者の方々、また、苦しみや悲しみ、不安な気持ちを抱えた人々に寄り添った「祈り」を・・・。

そして、流転しながら人々の生活に寄り添っている四季のごとく、時間がかかってでもやがてきっと訪れる、明るく穏やかな春への「祈り」を・・・。

 

新井秀昇さんによるこの楽曲は、2011年の東日本大震災の後に書かれたものですが、今回のために新たに書き直されました。↓

 

https://www.youtube.com/watch?v=rTdqAFh-1Hs&feature=youtu.be

 

自分の業界の人達とはまた違った雰囲気をまとった音楽家のお二人と

一つの作品を制作するという経験は新鮮なものでした。

最近ピアノを習い始めて、改めて楽器を奏でて音楽を表現する

難しさを感じているので、プロとして活動されているお二人は

本当に素晴らしいと思います。

 

動画の文字デザインも私が制作したのですが

デザインは専門外なので、装丁家の臼井新太郎さんに

アドバイスをいただきました。臼井さんが直してくださったものを

ほとんど丸パクリしてしまいました。汗

臼井さん、その節はどうもありがとうございました。

 

コロナ禍の中で、このような貴重な経験ができたこと

ありがたく大事な思い出になりそうです。

 

2020年

10月

05日

絵本「ちょうちょむすび」

すっかり秋になりました。

扇風機も暖房もいらない、生ぬるいこの季節をこよなく愛する今日この頃です。

そろそろ夏の疲れなんか出ている方もいらっしゃるのでは

と思いますが、体に気をつけてお過ごしください。

 

最近のJポップをラジオで聴いていると

アーティストも曲も多すぎて、よく分からなくなるというか

心に残らない曲が多いなと感じています。

最初は「おっ!」と思っても、2曲目、3曲目と聴いていると

みんな同じ感じの曲で、追わなくなってしまうことが多かったのですが

ふとしたことで「WONK」という

ほとんど英語で歌っている洋楽のような邦楽にハマってしまいました。

最近よくかかっている「Rollin’」という曲↓のバンドです

 

https://www.youtube.com/watch?v=R3b8ngVfiSY&feature=emb_logo

 

メンバーそれぞれが音楽とは別の分野(料理人、デザイナーなど)

でも活動していて、それが音楽活動に生かされている気がして

面白いなと思いました。

Youtubeで配信している「WONK RADIO」という動画で

いつもメンバーが楽しそうに、自分達の売れ行きがイマイチな事や

食へのこだわりを語っているのが面白く

J-WAVEのサチモスのコーナーより、ぜんぜん面白いじゃない!と

個人的には思っているのですが(サチモスの方がはるかに売れていますが)

Youtubeの方が自由度が高いので、比べるのは悪いですね。

よかったら一度聴いてみてください~。

 

それはさておき

文芸社から10月に発売された絵本「ちょうちょむすび」/文:琴柱富美子さん

装丁:片岡美喜子さん の絵を担当しました。

 

主人公るなちゃんが大好きな、ちょうちょむすびを教えてくれた

おばあちゃんとの交流を、かけがえのない家族との大切な時間を描いた絵本です。

自費出版大手・文芸社の絵本ですが、今回2冊目のご依頼をいただき

楽しく描かせていただきました。

 

本描きに入る前に、キャラクター設定ラフを提出したのですが

本文に何度も同じキャラクターが出てくる場合は、このラフの存在が

大事だと分かりました。普段一枚絵の仕事が多いので勉強になりました。

コロナ自粛中だったので、子供にモデルを頼みたくても頼めないもどかしさを

感じながら初夏に制作したお仕事です。

 

一部書店、amazonなどで販売しておりますので、よろしくお願いいたします!

 

2020年

9月

25日

じゃぱとら9月号挿絵

5日くらい前からぐんと気温が下がり

秋らしくなりましたね。

ふぅ~~、今年の夏も暑かった。

夏が苦手な私はホッとしているところです。

 

今年の1月から始めたピアノ教室も2か月のお休みを経て約半年が経ちました。

ピアノを弾くのは楽しいし、教室も勉強になり面白いです。

最近はジャズのビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビ―」という曲を

練習中なのですが、思っていたより譜読みが難しく

なかなか終わりまでたどり着けません。

ジャズ独特のリズムと繊細なアレンジみたいなものが

クラシックとはまた違った難しさがあり、ヒーヒー言って練習しています。笑

ビル・エバンスのピアノは心に沁みる透明感と悲しさを

まとっている気がしますが、クラシック出身ならではの優雅さみたいなものを

感じるピアノです。

実際、弾いてみてその素晴らしさを実感できました。

 

ビル・エバンスの「Waltz for Debby」↓

https://www.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8

 

いつか都庁展望台の草間彌生のおもいでピアノを弾きに行くことを夢見て。。

年末までには仕上げたいです。(と信じたい)

都庁おもいでピアノ↓

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/04/04/18.html

 

それはさておき

「じゃぱとら」9月号(住まい教育推進協会)森久美子さんの連載小説

「木は生きている」第十七話 自然と共にある家4 の挿絵を担当しました。

 

挿絵1:

玄関で靴を脱いで家に上がった瞬間、足で無垢の木の柔らかさを感じている

ところを描きました。

 

挿絵2:

このように古民家の大黒柱の腐食したところを切って、その部分に

新しい木を入れて補修します。

 

2020年

9月

14日

かゆいのだ

朝晩は涼しくなって過ごしやすくなりましたね。  

みなさん、お元気でお過ごしでしょうか?

 

私はこの一週間、かゆみとの闘いで

アトピー性皮膚炎で上半身が湿疹とかゆみで夜も寝れないような一週間でした。

顔はお岩さんのように目が腫れあがり、これはまずい。。 と

近所の評判のよい皮膚科に行ってお薬をもらい、最近やっと治ってきました。

 

小説「木は生きている」の挿絵でお世話になっている小説家の森久美子さんから

「トマトを一日三個くらい食べると皮膚に効きますよ。 」と

アドバイスをいただいたので、早速実践してみました。

すると、すーーっと湿疹が引いてくるではありませんか!

お薬とのダブル効果もあったかと思いますが、森さんとトマトにも救われました。

良いアドバイスをいただき、どうもありがとうございました。

 

結局、直接の原因は洗濯機のカビだったのではと思っています。

ここ最近、洗濯槽の掃除をしていなかったのと、この夏の高温で

カビが繁殖して、ゴミとともに衣服に付着していたのではと。

洗濯槽を掃除してから洗濯した衣服を着てもかぶれませんが

それ以前の衣服を着ると、いまだにかぶれてしまいます。

みなさんも洗濯機は気をつけた方がいいですよ~!

 

また目の腫れは「ものもらい」だと思い、眼科で出してもらった軟膏を塗って

いたのですが、なかなか治らず

先程の皮膚科の先生にお薬をお見せすると

「あ、これでは治らないよ 」とおっしゃるではありませんか。

「ええーーっ?!」

治らない薬を毎日2回、目薬の点眼とともに塗っていた私。

治るどころか塗るとますますかゆくなって腫れていたので

おかしいと思っていたのです。。

本当に、今回のことでセカンドオピニオンの重要性を実感しました。

 

コロナで生活も変化し、少しずつストレスを溜めがちな毎日かと思うので

みなさんも体調に気をつけてお過ごしくださいね。

 

2020年

9月

06日

おもいで

坂川塾でお世話になった装丁家の坂川栄治さんがお亡くなりになって

早一か月が経ちました。

8月の頭に長野の別荘で急逝されて

最初は実感が無かったのが正直な気持ちでした。

 

訃報をお聞きして6日後ぐらいに

坂川さんとのやり取りや、優しくしてくれたことを思い出し

夜更けの仕事部屋でハラハラと泣きました。

いつか坂川さんに伝えようと思っていて伝えられなかった事を

一年前にファイルを見ていただいた時になぜ言わなかったんだろう。。

なんて後悔もしました。

  

坂川さんから教わったもの、いただいた言葉

優しさ、今はそんなものが宝物のように思えます。

また坂川さんとご一緒していると、よく人や物を観察していて

柔軟に反応したり分析しているのが分かり

そんな素養もクリエイターとして生かされている気がしました。

 

見知らぬ土地の公園の砂場で、遊んでいる子供達の輪に入り

大真面目に一緒に遊べるオジサン。

 

というのが私の坂川さんのイメージです。

こんなに心が柔軟な人がいるのだな、と驚きました。

最後に一緒にお酒を飲んだ時、私は眠くなり大あくびをしてしまったのですが

それを見て「わははははっ!!」と大笑いをしていました。

 

70歳で事務所を閉じて、それからは絵本作家になるとおっしゃっていたのですが

その夢を実現することなく他界され、天国でゆっくり絵本を制作されて

いるのでは?と思う今日この頃です。

もっと生きて絵本を作ってもらいたかった。

そうしたらどんな絵本を作られたのだろう?

そんな気持ちが今でも心に残ります。

 

坂川塾の頃、坂川さんがフェイスブックで「この絵本がとても良かった!」と

紹介されていて、思わず衝動買いしてしまった絵本があるので

ご紹介しておきます。

 

「この本をかくして」

マーガレット・ワイルド文

フレヤ・ブラックウッド絵 アーサー・ビナード訳

岩崎書店

 

ヨーロッパの街の図書館が戦争で爆撃を受け

たった一冊の本だけが手元に残り

それを必死で守り抜いた父親と息子のお話です。

ドローイングとコラージュで制作された絵が、素朴で少し物悲しく

人としての尊厳を感じる静かな感動をくれた絵本でした。

 

その輝かしい業績もさることながら

見た目も人柄も存在感があってチャーミングだった坂川さん

鮮やかに生きて、風のようにこの世から姿を消してしまいました。

どうか心安らかに天国でお過ごしください。

そしていつかお会いできた時には、お伝えしたかったことを

お話させてくださいね。

 

2020年

8月

25日

ゆめをみる

まだまだ暑い日々ですね。。

みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

マスクをして外を歩いていると息苦しくなってくるので

人とすれ違う時以外は外してしまうことも多くなりました。

 

先日、今話題になっている「食べるとその夜変な夢を見る」という

なんとも不思議なイギリス産のブルーチーズ「スティルトン」を

食べてみました。

普通のブルーチーズより少々塩気が強い感じがしましたが

美味しかったです。

 

https://youpouch.com/2017/06/01/436654/

 

寝る30分前に食べると確率が高くなるそうです。

その通りにしてみたのですが、特に変な夢は見ませんでした。

ツレも一緒に食べたので、聞いてみると

「東京ドームが変形していく夢を見た」とのことでした。

それは確かにちょっと変な夢かも、と思いましたが

よく考えたら、夢なんてどこか変なところがあったりするもんじゃないのかな?

とも思いました。

 

ちなみに今までの人生の中で見た一番変な夢って何だろう?

と考えてみたのですが。。

 

半年くらい前に見たのですが

実家の洗面所を使おうとしたら、シンクの脇に

父親の生首が置いてあって(父は13年前に他界しております)

それを見て私は、リビングに向かって

「お父さん、生首をこんなところに置いておかないでよ~!」と

大声で父に呼びかけている夢でした。

色々な意味で変だし、コワかったです。。。なぜ生首?

家族でも友人・知人でも故人が登場する夢というのは

なんとなく忘れられないものだし

故人が何かを伝えたいのかな?と意味深に考えてしまいます。

 

結局、私はチーズで変な夢は見れませんでしたが

気が向いたら、成城石井で買えますので

よかったらお試しください☆

 

2020年

8月

13日

ご冥福をお祈りいたします

毎日、本当に暑いですね。

昨日2年前に坂川塾でお世話になった装丁家の坂川栄治さんの

訃報を知りました。享年68歳でした。

別荘の庭の木蔭で倒れていたのが見つかった時には

もう息は無かったとお聞きしました。

あまりにあっけないお別れです。。

 

坂川さんとはここ一年お会いしていなかったのですが

フェイスブックに私のイラストをUPすると「いいね」をつけてくださったり

くれなかったりの日々が続きました。

つけてくれない時は「坂川さん、このイラストは気に入らなかったのだな。」

というのが分かり、どこかでプチ坂川塾をしていただいている気がしていました。

 

一昨日、下にある「じゃぱとら」という雑誌でレギュラーを務めさせて

いただいている森久美子さんの小説「木は生きている」の挿絵をUPしたのですが

わりと上手く描けたかな、と思っていたのですが

坂川さんは「いいね」を押してくれませんでした。

このイラストは「いいね」してくれそうなのに

気に入らなかったのかな?と思っていた矢先でした。

あまりに突然だったので、気持ちの整理がついていません。

 

坂川さんへの想いはまた後日、改めて。

坂川さん、今まで本当にどうもありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

じゃぱとら8月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第十七話 自然と共にある家3

 

2020年

8月

02日

暑中お見舞い申し上げます

暑中お見舞い申し上げます

 

やっと長い梅雨も明けました。

ほとんどの知人、友人と4か月会っていない日々が続いていますが

みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

お会いしたいな、と思いますが

なんとなくきっかけをつかめないまま日々が過ぎてしまいました。

今年は何かと落ち着かない夏になりそうですが、家にいる時くらい

ぼーっと気の抜けたビールのようにリラックスして

夏を楽しみたいです。

 

今日は日曜なので夜の8時から、ラジオ・J-WAVEの

野村訓市さんの「Travering Without Moving」を聴きました。

脚本を棒読みな感じの、淡々としたおしゃべりと

かかる曲のセンスが好きで毎週楽しみにしています。

大して面白い話はしないのですが、訓市さんの外国生活の話などを聴いていると

ロードムービーのような明るい陽射しや、渇いた風を感じるのです。

お酒をかるく飲みながら聴くのが最高です。

夏ならビールが似合いそう。

 

今日はリスナーが「訓市さんは辛いことがあった時は、お酒を飲みほす

以外にどんな方法で気持ちを立て直していますか?」

と聞いていたのですが

「体育会系なので、頭を真っ白にするためにクタクタになるまで

運動をして寝ます。」とのことでした。

私も気持ちって意外と単純な事に左右されている気がします。

眠かったり、疲れている時に仕事をしているとイライラしてくるので

そいうい時は休んだり、ストレッチしたり、美味しい物を食べたり

規則正しい生活を送ったり。。

そんな生活を続けていると、自然と気分はよくなっている気がします。

 

まだしばらくウィズコロナの生活がつづきそうですが

みなさん、Have a nice day!

体調に気をつけて

今年しか味わえない夏をお過ごしください。

 

2020年

7月

18日

ほろよい

仕事の納品が終わり、ほっと一息ついているところです。

それにしてもよく降りますね~。

皆さん雨にもマケズ、お元気でお過ごしでしょうか?

 

昨夜は打ち上げで家飲みをしていたのですが

自分のスマホを眺めていたら、そういえばこんなに色々なアプリが

搭載されているのに半分くらいしか使用していないではないか。。

これでは宝の持ちぐされだと、普段使っていないアプリをタップしてみました。

 

私のスマホはiPhoneなのですが、普段よく使うのは

電話、メール、LINE、カメラ、天気予報、時計、マップ、カレンダー

ネット検索、計算機、メモあたりですが、こんなものもありました。

 

「Garage Band」

アイコンがギターの形をしているので音楽関係のアプリかなと思っていたら

やはりそうでした。ピアノの鍵盤が出てきて、タップすると

ピアノを弾いているように音が鳴ったり、コードも弾けます。

どうやら音楽をPCで制作する「DAW」というものらしいです。

曲は作らないと思うけれど、鍵盤を弾くのは楽しいです♪

ホームパーティーやお花見でワイワイと楽しめそうです。

 

「計測」

計算機やコンパスなどと一緒にユーティリティに入っていたのですが

カメラのように目の前の画像が現れて、タップして点と点を結ぶと

長さを計測してくれる機能です。

外出先で定規を持っていない時、長いものを計測したい時などに

便利ではと思いました。

 

「ブック」「iMovie」

これは名の通り本が読めたり、映画が見れたりするアプリです。

無料配信の書籍を読んだことがありますが、スマホの画面では小さいくて

見づらい気がしました。

 

「ヘルスケア」

これはユーザーの一日の歩数をカウントして教えてくれたり、食事の内容を

入力すると摂取成分が分かるなど、健康管理ができるアプリです。

血液型や既往症などを入力しておくことで、万が一のSOSの時に

活用できるので良いかもしれません。

使いこなすとトップアスリート並みの体調管理ができるらしいのですが

私は万歩計にしか使っていないです。特に最近はコロナ禍のせいで

歩数が少なく、一日300mしか歩いていないことも。。

 

「Siri」

これは使いこなすとかなり便利な音声ガイドです。

友人と小金井公園に遊びに行った時に近所の喫茶店の所在を聞いたことが

あったのですが、ネットで検索する手間が省けるので便利です。

Siriに「この近くの喫茶店を教えて下さい」と話しかけるだけで

3店ほど地図付きで教えてくれました。

 

他にも色々とありましたが、いじっていてもよく分からなかったです。

皆さんは普段どれだけスマホのアプリを活用しているでしょうか?

(いやガラケー主義だという方もいらっしゃると思いますが)

便利なのか煩雑なのか分からなくなる毎日の中で

無くてはならなくなってきているスマホの存在ですが

便利だけれど、本当に必要なものってシンプルで少ないのかなと

そして人を幸せにするツールであって欲しいなと

ほろよいながら思い巡らした夜でした。

 

2020年

7月

05日

最近は

アジサイが美しい今日この頃ですが

皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

何かと忙しくしていたので、ブログの更新が遅くなりました。

 

都心のギャラリーでは、グループ展や個展が再開し始めましたね。

伺いたいな。。と思いつつ、まだまだ自粛している毎日です。

 

昨年胃ガンで入院した母が先日再入院しまして、母や病院への配慮から

行動は最小限にしたいと思っています。

せめて昨年の個展に来てくださった方々の個展は伺いたいなと思っていたのですが

不義理になってしまい、申し訳ありません。

 

昨日その病院に行ってきたのですが、今は予約をして

お見舞ができる状況で、来院されている方もほとんどいませんでした。

というのも、実はこの病院で2か月前にクラスターが起きているので

それもあって母が頑なに定期健診を拒絶していた結果、治療が遅れ

体力が低下してしまった。。という皮肉な状況です。

(といっても、ガンが転移していたという事ではないのでご心配なく。)

そして、現場で働いている医師の方やナースさんの笑顔が泣けてきました。

 

ここ数日、東京都の感染者数は増えていますが非常事態宣言は

経済への配慮だと思いますが、出動されそうにありません。

暑くなってきたらウィルスの活動も少しは収まるのかな

と思っていたのですが甘かったです。

私達は自分達で考えて、自衛する状況なのだと思います。

こんな母のケース一つとっても、その時の選択が後々の状況につながるので

皆さんも気をつけてお過ごしくださいね。

 

最近の活動としては

仕事は通常営業しておりますので、何かありましたらお気軽に声を

おかけください。

ZOOMもダウンロードしておりますので、オンライン打ち合わせも可能です。

もちろん、直接のお打ち合わせも伺いますのでご遠慮なくおっしゃって下さい。

 

お仕事以外では「アートにエールを!東京プロジェクト」という

東京都主催の企画に、昨年CDジャケットの仕事でご一緒した

ユーフォニアム奏者の新井秀昇さん、ピアニストの清水初海さんと応募したり

イラストレーターの北沢夕芸さん、装丁家の折原カズヒロさん主催の

フェイスブック・オンラインギャラリー「ギャラリーUC」に参加しています。

どちらも企画が公開になりましたらこのブログでもご報告させていただきますので、よろしくお願いします。

自粛中でも、このような企画にお誘いしていただき

微力ながら参加させていただけることに感謝しています。

2020年

6月

22日

じゃぱとら5月号挿絵

しとしとと雨の降る梅雨になりましたね。

合間の晴れが嬉しい季節です。

 

今日は用事があって吉祥寺の街に行きましたが

すごい人混みで、皆マスクはしているけれどソーシャルディスタンスなんて

取れたもんじゃありませんでした。。汗

ツイッターを眺めていると「4か月ぶりに友人とランチしました」なんて

呟いている方がチラホラいて

どうしたものかと思いますが、東京の感染者は増えてきているので

もうちょっと様子見かなあ、と個人的には思っています。

 

ここ数か月、じっくりとイラストや自分のことを考える時間ができて

今までとは違う視点でものを考えられたのは

一つポジティブな事だったのかなと思います。

自分のイラストへの「客観性」とでもいうのでしょうか

社会や市場で、自分のイラストがどう見えるか?

何故自分のイラストが「この状況」にあるのか?

根性論や精神論でそれをぼやかさず、分析が必要なのかなと思いました。

(え、今気がついたの?!というツッコミが聴こえそうですが。)

あと、やっぱり楽しんで描くことが一番大事ですね。

 

それはさておき、「じゃぱとら」5月号(住まい教育推進協会)

のご紹介をし忘れていました。森久美子さんの連載小説「木は生きている」

第十六話 いにしえの技を現代に4の挿絵を担当しました。

 

挿絵2の茅葺屋根を取材するため、近所の「大沢の里」という古民家に

伺いました。文化5年(1808年)頃創設された大型水車を持つ峯岸家の

母屋です。

こんな大きな水車を見たことがなかったので感動しました。

これで色々な雑穀を叩いていたんですね。

野川沿いにあるのですが、昔はウナギが獲れたそうで

蔵にはウナギの罠や、売る時に使用した籠が残されていました。

近くにはわさび田やホタルの里、平安時代の横穴墓跡、近藤勇の墓

調布飛行場があり、のどかな風景をまったりと楽しめます。

お近くにお越しの際はよかったら。。

 

http://mitaka-fc.jp/docs/2014111000017/

 

挿絵1:津軽海峡

挿絵2:茅葺屋根

 

2020年

6月

11日

「ひきこもりからの脱出」装画

先日、新日本出版社から発売されました「ひきこもりからの脱出」

石田一宏の子どもの発達論を読み解く

石田かづ子・石田一宏 編・著

の装画を担当しました。

 

ブックデザインは日本図書設計家協会でお世話になっている

小林真理さんです。

 

昨年の個展「きのうみた夢」で出品した作品をバックの色を変更して

使用していただきました。

オリジナル作品を仕事で使用するのは初めてだったので

大事な子をお嫁に出すような、ありがたい気持ちで一杯です。

今回、編集部からバックの色を変更したいとのご要望があり

黄色、濃い青、ピンク、オレンジと4パターンを試作して決めたのですが

バックの色が違うと、感じる情感やイメージが違ってくるものだなと

勉強になりました。

 

書店やアマゾンで絶賛発売中です。

よろしくお願いいたします!

(書影撮影:梶原祥造さん)

2020年

6月

02日

じゃぱとら6月号挿絵

仕事が一段落し、ほっと一息ついています。

そういえば、一週間前に国から支給されたマスクが

やっとウチにも届きました。

遅いよ~!とツッコミを入れたくなるけれど

日本国から物が送られてきたのなんて人生で初めてなので

ありがたく使わせていただこうかと思います。

 

非常事態宣言は解除されましたが

その直後に、すぐ近所の病院でクラスターが起こり

私的には非常事態のままの今日この頃です。

コロナ禍はゆるゆると長期戦になりそうな気がしますが

近所を歩いていると、マスクをつけていない人が多くなってきたなと思いました。

暑くなってきたし、非常事態宣言も解除されたし

そりゃ気も緩みますよね。。

皆さん、お疲れさまです。

 

最近「ニュー・ノーマル」なんて言葉をよくラジオで聞きます。

新しいコロナとの共生生活。

まだまだ油断はできないけれど、ただ感染に怯えているだけの生活から

一歩踏み出して、経済を立て直しながら工夫をして日常生活を営むフェーズに

移っているのかなと思います。

また医療従事者の方々、やむなく出勤されている方々を別にして

この様な引きこもりのような、モラトリアムな時間を

国民総じて経験することもなかなか無いので、今まで見えなかったものが

何か見えてくるのかもしれません。

皆さんはどう感じているでしょうか?

 

それはさておき、いつも連載小説「木は生きている」のお仕事でお世話になっている森久美子さんから、今年も北海道のアスパラを頂きました!

シャキッとした歯ごたえのよい大きなアスパラで

鮮やかな緑が食卓を彩ってくれます。

どうもありがとうございました。

 

「じゃぱとら」6月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第十七話 自然と共にある家1

の挿絵です。

挿絵1:法隆寺東院伽藍の四脚門

挿絵2:正岡子規の俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」

 

2020年

5月

24日

にわでめいそう

何かと忙しく過ごしている今日この頃です。

ここ2か月はSTAY HOMEな毎日だったので

庭仕事をすることが多くなりました。

雑草を取ったり、水をあげたり、いらない葉や花柄を摘み取ったり

庭の手入れはそれなりに手間がかかる作業です。

 

この2か月、他者とのやり取りはメールかSNSかZoom、たまに電話

のどれかでしたが、直接会ってコミュニケーションするより情報が限られていて

ちょっとした勘違いや誤解が生まれやすい気がしました。

それと私自身、自粛生活で少し心がネガティブになっていたところも

あった気がします。

「今の私の態度、ちょっと感じ悪かったかな?」

「こんな事、メールやSNSで書いて悪く思われているかな?」

コミュニケーションが取れると嬉しい反面、そんな不安も心によぎることがあり

どうしたらいいのだろう。。とモヤモヤしてしまう時があります。

特にZoomは慣れてないせいか、緊張したりアタフタとしてしまうことがあり

ご一緒した皆さま、感じが悪かったらすみませんでした。汗

 

そんな時、庭で黙々と作業をしていると心がニュートラルに戻る気がします。

季節ごとに咲く花。土の中にいる虫たち。

草陰に大きなヒキガエルの死骸があったこともありました。

イチゴを育てていたら、夜中にイチゴ泥棒が現れて

朝には熟れたイチゴが全部無くなっていたり。。

小さな庭で小さな出来事が色々と起こります。

非常事態宣言下でも近所のガーデニング店は無休で開店していて

多くの客で賑わっていました。

私のように、少しでも植物で癒される人が増えるといいなと思います。

 

昨年は3株だったイチゴからランナーが伸びて20株に増え、その株から30粒くらいのイチゴが収穫できました。
昨年は3株だったイチゴからランナーが伸びて20株に増え、その株から30粒くらいのイチゴが収穫できました。
今年初めて月桂樹の花が咲きました。
今年初めて月桂樹の花が咲きました。
4月のビオラとチューリップ
4月のビオラとチューリップ
庭の守り神。群馬の茂林寺で買った信楽焼のたぬき。身長20cm。
庭の守り神。群馬の茂林寺で買った信楽焼のたぬき。身長20cm。

2020年

5月

13日

じゃぱとら4月号挿絵

初夏のような陽気になってきました。

ずっと家にいるので、ついついアイスを食べてしまい自粛太りをしています。

先日、初めてZoomミーティングらしきものに参加したのですが

皆さんあまり体重が変わっていなさそうでした。

部屋でポツンとノートパソコンに向かって話しかけるのは慣れない感じで

知人が話しているのをただ、ぼーーっと眺めていました。

終わった後に一抹の孤独感を感じ、引っ込み思案で不器用な自分の性格を

より強く実感して、しょぼんとしました。

でもやはり、人とは直接会ってコミュニケーションする方が面白いと思います。

 

最近は毎日仕事をしているので、あまりネタが無いのですが

先日、ネットフリックスで観たアニメ「ユーリ!!!on ice」にハマりました。

4年前のアニメなので今更な感じですが

男子フィギュアスケートの競技を日本人選手を主人公に描いているお話で

私も5年前までフィギュアスケートの競技やショーを観ていたので

当時活躍していた選手やコーチがモデルになっているのが分かり

面白かったです。

少しBL(ボーイズラブ)っぽい描写があるのは

ご愛嬌という感じでしょうか。笑

制作したのは「この世界の片隅に」や「坂道のアポロン」と同じ

MAPPAという会社でした。

どうりで私好みの作品なワケです。

どの作品もキャラクターの心理描写が上手くて

表情が魅力的だと思います。(奥ゆかしい色気というか。。)

クサクサしている時に、こういう魅力的なコンテンツに出会えて心が救われました。フィギュアスケートに詳しくない人も面白いと言っているので

よかったら観てみてください。

 

それはさておき、「じゃぱとら」4月号(住まい教育推進協会)

森久美子さんの連載小説「木は生きている」第十六話 いにしえの技を現代に3

の挿絵を担当しました。

挿絵1:古民家鑑定士の講習会の風景

挿絵2:ヒバの枝 

 

What's New

MAYA装画コンペvol.22で入選をいただきました!詳しくはNEWSをご覧ください。(2023.8.10)

仕事で描いた新作イラスト6点をWORKページにUPしました。よろしかったらご覧ください。(2023.6.9)

仕事で描いた新作イラスト6点をWORKSページにUPしました。よろしかったらご覧ください。(2022.9.4)

仕事で描いた新作イラスト4点をWORKSページにUPしました。よろしかったらご覧ください。(2022.7.30)

「装丁と装画の仕事」展に参加します。ギャラリーDAZZLE

2022年4月12日(火)~23日(土)

よろしかったらご無理のない範囲でお立ち寄りください。

詳しくはNEWSページをご覧ください。

新作イラスト、仕事9点、個展のオリジナル作品7点を更新しました。よろしかったらご覧ください。

(2021.12.3)

個展「時のしじま」を開催します。HBギャラリー 

2021年11月5日(金)~10日(水)

よろしかったらご無理のない範囲でお立ち寄りください。

詳しくはNEWSページをご覧ください。

2021年10月9日~17日

WAVE TOKYO 2021展に参加します。よろしかったらお立ち寄りください。

(2021.10.2)

新作イラスト(仕事)6点を更新しました。よろしかったらご覧ください。

(2021.6.14)

2021年3月10日~4月9日

日本図書設計家協会・竹尾共催の「新・和本装丁展」に参加します。よろしかったらお立ち寄りください。

(2021.3.9)

新作イラスト(仕事のイラスト17点、オリジナルイラスト1点)を更新しました。よろしかったらご覧ください。

(2020.11.8)

新型コロナウィルスに関して

 

まだまだ不自由な生活が続いておりますが、感染防止に努めながらお仕事の受注、打ち合わせ制作、納品などは通常営業で行っております。ZOOMでのリモート打ち合わせも可能ですので、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。皆様どうかご自愛ください。

よろしくお願いいたします。

(2020.7)

現在、お問い合わせフォームからのメールがこちみらに届き難くなっています。申し訳ございませんが、私宛のメールは下記のアドレスにお願いいたします。

junko_1659☆yahoo.co.jp

(☆を@に変えてアクセスして下さい。)

最近スマホの機種変更をしたのですが、LINEの引継ぎが上手くいきませんでした。LINEで繋がっている皆様、メッセージのやり取りができず失礼いたします。(2019.12)