新作イラスト、仕事9点、個展のオリジナル作品7点を更新しました。よろしかったらご覧ください。
暑中お見舞い申し上げます。
猛暑が続いていますが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか?
7月のはじめに、ピアノ教室の発表会があったのですが
ドビュッシーの「アラベスク」という曲を弾きました。
「アラベスク」とは西洋の唐草模様のことなのですが
その唐草を表現するような、たゆまなく流れるような旋律が美しい
ドビュッシーの代表曲の一つです。
最初はわりと簡単に譜読みができたので
楽勝かなと思っていたのですが
練習してゆくうちに、その奥深い難しさを感じてしまい
苦手意識があったせいか、発表会当日はスッテンころりん。。。
ミスタッチではなく、事故というほどの失敗をしてしまい
ほろ苦いデビューとなりました。
正直この半年ずっと練習をしてきたので
自分のふがいない演奏に悔しくて、へこみました。
お客様の待つ舞台に出てピアノに向かうと
頭が真っ白になり、手がこわばってガタガタと震えているのが分かり
曲を弾くのが精一杯でした。
プロのピアニストはもっと多くのお客様を前に、超絶技巧の曲を
自分なりの音楽性を持って弾いているのだから
凄いですよね。
ただ生まれて初めて「スタンウェイ」という最高級のピアノ
(プロのピアニストが選んだピアノとのこと)を弾けたのが嬉しくて
リハーサルの時はその音色を楽しみながら、リラックスして弾けました。
本当に深くて美しい音色で、自分のピアノが
上手くなったような気がしました。
そして他の参加者の皆さんの曲もお聴きして
可愛いな、懐かしいな、上手いな~と、楽しませていただきました。
大勢の人の目を感じると緊張してしまう私の性格は
なかなか変えられるものではないと思いますが
絵描きの作品は、部屋の中で表現してタイムラグを経て
人々の目にさらされるので、私にはそういうワンクッション置いた
表現方法が合っているのだな、とあらためて分かったのが収穫です。笑
でもピアノは大好きなので、これからも
私なりに楽しんで続けられたらと思います♪